常備しておくとなにかと便利な「梅肉エキス」ですが、
これ、自分でも作れるのってご存知でした?
その昔、お店に立っていたころの話。
梅肉エキスを販売するにあたりどんなものなのか??を先輩から教わった際、
「一度、自分で作ってみたほうがいいよ。そしたらどんなに大変か、どんなに貴重かわかるから。」
と言われたのを今でも覚えています。
ふと、そんなことを思い出しながら、、、作ってみました
梅肉エキスの作り方
1.青梅を洗って、なり口のヘタをとる。
2.おろし器ですりおろす。
3.ガーゼなどで汁をしぼる。
4.梅の汁を煮詰める
作り方は一見簡単そうなんですけど、これが大変なのですよー。
梅は、青々としたかためのものを選びましょう。
重さを量ってみました。
今回使ったのは、丸ごとの状態で「965g」でした。
実は、これが一番大変で。。
すぐに種に当たっちゃいますからね。
できるだけ無駄なくきれいにすりおろすのが、とっても大変。。
およそ1時間かかりました。。
で、丸ごとの状態で「965g」⇒すりおろした状態で「759g」に。
これをぎゅーっと絞ります。
丸ごとの状態で「965g」⇒すりおろした状態で「759g」⇒搾った汁の重さ「421g」に。
この汁を、土鍋に入れて、弱火でじっくりじっくり、焦がさないように煮詰めていきます。
適宜、アクはとりましょう。
1時間くらいでしょうか、焦がさないように、焦がさないように煮詰めていくと・・
あんなにあった梅の汁が、、、ほんのわずかに。。
土鍋の底にわずかーに残ったとろりと黒いエキス。
はい、これが、梅肉エキスです。
青梅「965g」⇒すりおろし「759g」⇒搾り汁「421g」⇒梅肉エキス「17g」
できるのはたったこれだけです。
一般的にも約1㎏から20~30g程度しかできない、、、と言われていますが、
本当です。。。