これからのNPO | NPOのつくり方教えます

これからのNPO

日本のNPOでも

きちんと人を雇い

お金もちゃんとまわって

つまりたとえば、

大学を卒業したら、 「NPOの、○○で働くのが、夢!」

みたいなね、そういう社会になったらすごいですね。


僕が、NPOの方と接していて日々感じること。

それは、すごくいいことをしているし、すごくいい人たちだし、

こころざしはものすごーくすばらしいから、ぜひ応援したいのだけど、



マネジメントが弱い。



どうしてなんだろう。くやしい。悲しい。

NPOはお金の話をしちゃいけないのかな。


法律的には、どうなのか

というと、たしかに役員報酬には制限があったりしますが、

費用の弁償、つまり交通費を支給したりとか、
法人と労働契約を結んで、労働の対価としての報酬を支払うことは、
ぜんぜんOK。だから、給料をはらってもいいんですよ。


NPOは、公益のために、理念をしっかりと表明して、やるべきことをやる。


それでマネジメントもうまくいくのだったら、むしろこんなすばらしいことはないのであって、
どんどん稼いでかまわないはずなのです。


利益を出すことが目的になって、それを分配するのは、だめだけど、
そのあたりの違いが、少しだけむずかしくて、理解されにくいだけです。


だから、誤解をおそれずにいえば、

NPOはもっと稼ぐべきです。

そして、お金のことにもっとくわしく、強くなるべき。


NPOだから、細々とやらなきゃいけないなんて
悪いイメージです。
偏見だと思います。僕は。

だって、利益の
「分配」が目的じゃなくて、

社会の為になる活動をやっている法人が、
それで資金も集められるということは、
すごくいい循環を、世の中につくっているという証でもある。

だから、もっとマネジメントを!
もっと(ある意味で)稼ぐことをしましょう!
といいたい。


そのためには、経営学から学ぶことが、多いはず。

「非営利組織のマネジメント」を、究めるつもりで、やってみるべきではないでしょうか。

NPOであっても、マーケティングをやる、広報部をつくる、インターネットをフル活用する、

マスコミ対策をする、海外進出をねらう、企業タイアップを積極的に展開する・・・

などなど。


打つべき手は無限にあります。


NPOっていうものを、ダイナミックに考えてほしいのです。