こんにちは。
Optimal Beauty&Health研究家の宮地祥子です。

化粧品を開発・販売していると、時々こんな質問を受けます。

マーケティングのターゲットは子供ですか?ママですか?
ペルソナは何歳でどこに住んでいる人?
ターゲットは狭い方がいいですよ。

コスメブランドはMAAROは、自分の子育ての中で開発したもの。
だから、ターゲットは育児ママと言われればそうなのですが、使うのは親子なんですよね。
もちろん、ママが子供に安心して使える子供の肌を守るコスメとして開発したから、子供が使うということになるのですが。

では、育児ママか子供かって聞かれると、両方って答えてしまうんですよね。
コンサルタントさんとかからすると、どっちか決めたほうがいいと言われます。

でも、35歳ぎりぎりで初の妊娠・出産・育児で、今も6歳の子供の育児をしていて思うのは、子離れ・親離れするまで、親子って一つではないかなということ。
もちろん、親には親の人生や考えがあって、子供には子供の人生が考えがあって強靭な(笑)意思がある。

人間は、生まれたときは自分では何もできないし、主にママに何でもしてもらう。
抱っこ抱っこで腱鞘炎にはなるし、睡眠不足になりながらも授乳する。
このとき、いつもママと子供は繋がっている。


へその緒で繋がっていたのがチョキンと切られて別々に生きているのに、肌と肌が触れ合う時間がすごく長い。

成長とともに、好き好きぎゅーとかして、頬と手で触れあう。




授乳を卒業して、手と手をつなぐようになる。
だんだんと大人もドキッとするような一人前のことを言うようになる。特に女の子はすごいですね(苦笑)。



いっつも手をつないだりはぐして触れ合っている。
成長とともに抱っこするのもそろそろ限界の重さになってきて、もうすぐ手もつながなくなっちゃう日が来るのかな~。なんてさみしくなる時もある。

こんな自身の育児の中で作ったのがMAAROだから、ペルソナは?って聞かれると、私たち親子そのものなんですよね。
保育園に虫除けケアと日焼け止めを親の責任でしていかないといけなくて、虫除けは薬品を使いたくないから虫が嫌う香りのハーブスプレーを使う。日焼け止めを次に塗る。
でも、1歳児近くなるとハーブスプレーを嫌がる。日焼け止めも塗るのも嫌がる。親としては、朝時間がない戦闘モードのの中で自分の思うようにできない苛立ちが先立ってしまう。ハーブスプレーからハーブの香りのシールを洋服につけるようにすると、子供がシールシールと言って一袋全部服につけてしまう経済効率の悪さ(苦笑)。

1日に5枚でいいのよ。

と説明しても、シール好きの子供は理解してくれない。そんなこと説明している間に時間は過ぎていく。
夕方へとへとになって子供を保育園に迎えに行って、夜干しの洗濯をすると、いつも洗濯機を回してからシールを張っていることを思い出して、洗濯が終了すると洗濯機にぺっとりシールがついている。

何やってるんだろう私・・・。

日焼け止めは、オーガニック・ナチュラル・自然派と言われるものを選んで使っていたけど、テクスチャーも香りもいまいち。
子供の肌に塗るのにするっと伸びてほしい。

2,3歳になると、虫除けも日焼け止めも塗らしてくれない日もあった。

もー、勝手にしなさい!!!!

2,3歳児に朝から怒り爆発爆弾
着替えない、食事の途中でおもちゃで遊び始める、歯磨き嫌がるにプラスして虫除けも日焼け止めも塗れないのですから、アラフォーで昔より丸くなった私とはいえ、キャパ限界。

早くしなさいが口癖になってましたね。

保育園の公園散歩でぼこぼこに蚊に刺されてくることも。それでちょっとは子供は理解したらしいけど。

そんな中で、虫除けハーブスプレーと日焼け止めを一緒にできれば!って考えたのがMAARO開発の原点。
最初に、アロマミルクローションでSPFは低いけど(SPF7 で世界最小級日焼け止め)伸びが良くて香りもテクスチャーも好評の乳液が誕生。
MAARO アロマミルクローション

化粧品でラインナップが少ないと言われながらも、赤ちゃんのママから好評いただきました。
そして、アトピー肌や敏感肌の大人女性にもファンがじわじわ増えてきました。
手を保湿しながらUVカットもする乳液としてご利用される大人女性も多いですね。


そして、子供の成長は早いもので、お昼寝をしなくなる3歳後半から外で遊ぶ時間がぐっと増えました。
週末は、私が干からびそうになっているのにずっと外で遊ぶ。
だからこそ、SPF30のMAARO STRONGを開発しました。
伸びもテクスチャーも良くて、さらにiPad ICT世代の子供の肌をブルーライトからも守る。
そして、PM2.5 ケア成分を配合することで大気汚染からも肌を守る。
もちろん、虫が嫌う香りのハーブも配合しています。

よく、オーガニック化粧品が大好きなんでしょ?
オーガニック化粧品しか使わないんでしょ?

とか聞かれますが、そんなことはありません。
私は、仕事ではサイエンスコスメ、ケミカルコスメ、ドクターズコスメなどなどいろいろ使います。
それも、それぞれの良さがあります。

ただ、子供の肌を守ることを考えただけです。
そして、ママが子供に塗りやすい、ママも子供も笑顔で過ごせる。
石鹸で簡単に落とせる。

ママと子供のライフスタイルに合ったコスメ。
それがMAAROです。

今では、先月開発したオーガニックプルーンブレンドオイルをお風呂上りの保湿に子供がせっせと体に塗ってます。
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でも、手には私に塗ってほしいらしく、

ママ塗って~!

って寝るときに甘えてくる。
お約束の絵本を読んで、オイルを指先まで塗ってささくれケアしたらハンドマッサージ。

早く寝なさい!

っていうと全然寝てくれないのに、ハンドマッサージしているとすぐに寝てくれる。
スキンシップで安心してくれているのかなって、自分では思ってます。
しかも、眠りそうになりながら、聞かなくてもいろいろと今日の出来事を話してくれる。
親子のコミニケーションの時間にもなってます。

化粧品開発はまだまだ続きます。
作りたいものはいっぱいあります。
全て、子供の成長によるライフスタイルの変化で浮かぶアイデアばかり。

ちょっと長くなりましたが、今日はMAAROのペルソナは私たち親子というお話でした。

長い文章にお付き合いありがとうございました。