ブログをお休みしているのですが、

今日はとても幸せな1日でしたので、更新させてください。

 

いま、婚活アドバイザーの仕事をしています。

 

1年間で100名以上の方とお話しをし、

お見合いをアレンジしてきました。

 

現在、婚約中の方を含め、10組の成婚!

 

これ以上、順調に成婚数が増えていきますと、

私は確定申告では済まずに、社員雇用となるそうです。

 

さて、3月3日のひなまつりの日曜日の本日、

担当させて頂いていた女性の結婚式がありました。

 

アドバイザーが挙式に呼んで頂けるのは、あまりないそうです。

 

そりゃそうですよね?結婚までの色々な茨の道で、

恥ずかしい部分を見せてきたと思うんですよ。

 

結婚式は、親族以外にも、友人や会社の同僚も招待するでしょうから、

そんな裏側はあまり知られたくないはずです。

 

今回、無事に婚活を卒業された女性は、私の中でも、

一番思い入れがあり、この1年間、彼女とは何度も何度もぶつかりました。

 

本心はとても純粋で真面目な女性だったので、

私も何とか力になりたっかったんです。

 

彼女が婚活を始めたのはコロナ禍でした。

35歳を超えて、このまま先行きが見えない情勢で、

一人でいるのかも。と思った彼女が、

ネット広告を見て、クリックしてくれたのがきっかけです。

 

最初の彼女は、理想がかなり高くて、

10個20個では済まない数の希望条件を並べていました。

 

絶対に譲れない条件は、

「年収」よりも「出身地」と「学歴」でした。

 

極端なところ、港区出身の高学歴なら、歌手を目指してコンビニでアルバイトをしている

50歳でもいいというところです。w

 

なんで、そんなにこだわるのかを聞いてみたところ、

年末年始に乗車率200%の新幹線や、渋滞50Kmの高速で

相手の田舎に帰りたくないというのです。

 

いまどき、年末年始を実家で過ごす人なんて、少ないと思うとは話しましたし、

もし、相手の実家が近所だったら、しょっちゅう押しかけられて、

それこそ面倒では?と何度も説得をしました。

 

そして、こちらが、条件を並べることは悪くはない。

ただ、あなたも相手の希望条件によって「選ばれた」ということ、

常々、強調をし、アドバイスをしてきました。

 

1000ノックまではいきませんが、

1年間で10回のお見合いをし、成婚に至りました。

 

正確に言うと、9回お見合いをし、

5回目のお相手と、もう一度会ってみない?とアレンジをしました。

 

9回のお見合い相手は、彼女の条件を5個以上はクリアをしている方でした。

その分、彼女も、こんなにいい条件の相手!と身構えてしまい、

お相手のちょっと気になる部分が見つかると、

あっと言うまに点数を下げてしまいます。

 

一番印象的だった事が1つあります。

 

希望条件の中に、収入や学歴以外にも「運転免許」というのがありました。

彼女は高級外車が大好きで、

住んでいる場所や年収、持ち物以外にも、車を所有しているか?

どんな車か?特に気にしていました。

 

家も車も結婚してから、二人で決めていけばいいんじゃない?と話しても、

最初から趣味が合わなければ、自分が妥協することになると言い張ります。

 

そんなに言うなら、あなたが、独身の今の内に家も車も買って、

成婚したお相手に、残りのローンを返してもらったら?

と、言い合いになったこともありました。

 

家のローンや車のローンでカツカツになっている人、

男性でも女性でも、結婚相手には選ばないのではないでしょうか?

 

実際、2人目にお見合いしたお相手は、

高学歴で東京出身、大手企業勤務のとても誠実な方でした。

ルッキズム的な部分を省けば、婚活市場でも

かなり優良案件だったと思います。

 

そちらの男性は40歳手前でしたので、本当でしたら、

もっとお若い、アラサーの女性をご要望でしたが、

容姿端麗な36歳の彼女に対しての好感度も高く、

2回目のお見合いで決まるかな?とも思いました。

 

しかし、こちらの男性は、外国車を所有されてはいるのですが、

シリーズの中でも割とコンパクトなタイプに乗られてました。

 

新車で購入されていて、2年ごとに、また新車に乗り換えられていました。

最近は、カーシェアなども盛んな中、

2年に1回、新車を正規ディーラーで毎回購入されているのですから、

車が嫌いという訳ではなく、好きな方だと思いませんか?

 

それに対して、彼女は、2年に1回、新車に買い換えるなら、

10年に1回、もっと高級車を買えばいいじゃない?と言うんです。

 

男性の方は、車検やメンテナンスなどを考えると、

車検のある間に、新車に乗り換えていった方がいいというお考えだそうです。

 

こればかりは、価値観の違いですから、

次の買い替えの時には、きっと奥様にも相談してくれるでしょうし、

子供ができたら、車のタイプも変わっていくのではないでしょうか?

 

1つ気になると、あれこれと気になってしまうのは、

彼女も真剣にお相手と向き合おうとしているというところではないかと思いますが、

それを言われる側からすると、現在、過去、未来まで支配しようとしてくるのが

不快に感じてしまうようでした。

 

良い条件の男性は、ここで決めなくても、

他にもチャンスがありますから。

 

結局は仮交際にも至らず、3回お会いして終了となりました。

 

「結婚」をしたいのならば、あまり深く追求してしまわなくてもいい部分てありませんか?

 

結婚だけなら、そんなにハードルは高くないと思います。

 

私の実体験からですが、

結婚を継続したり、子供を出産したり、お受験させたりする方が、

よっぽど大変だと思っています。

 

時間をかけて、彼女と話し、マインドの方向性を変えてもらいました。

 

そして、今回、関東県内出身で、地方の医学部卒業で、3つ年下の

東京郊外在住のお医者様とご成婚となりました。

 

こちらの男性は、一度結婚歴があったのですが、

短い期間で、お子様もいなかったので、あまり負荷的な部分もなかったようです。

 

もうコロナも落ち着いてはいる時期でしたが、

ホテルなどで、派手な挙式をすることもなく、

今回は、広々としらレストランで、人前式と食事会形式の結婚式となりました。

 

彼女からしたら、ホテルで派手な挙式をして、

友人をたくさん招いて、今まで出てきた披露宴の回収をしたい。

なんて、最初は話してましたが、

 

そこまで自慢できる相手でもないから、レストラン挙式くらいが丁度いい。

そこまで好きな相手じゃないから、相手の細かいこともあまり気にならない。

いい暮らしをさせてくれるみたいだから、仕事もやめて、

家事と子育てに専念するなら、郊外の家でもいい。

 

そんな感じに、9回のお見合いをして気持ちが振れてきた時に、

5回目のお相手、まだ独身だし、あなたを気に入っていたから、

もう1度会ってみない?と話したところ、すぐに成婚となりました。

 

結婚が決まったのが12月でしたから、2ヶ月で結婚式となった、

かなりのスピード婚ですが、

彼女の考え方がこれだけ変わってきたのだから、

大丈夫だろう!と、上席にも太鼓判をもらえた縁談となりました。

 

良かったら、人前式だけでも、見にきてくれませんか?とお誘いを頂いたときは

とても嬉しかったです。

 

彼女には、厳しいことはきついこともたくさん言ってしまいましたが、

今日、ドレス姿を拝見して、

すっきりとした、清々しい笑顔から、

彼女自身も、納得して結婚したんだなと改めて感じました。

 

妥協じゃなくて、納得。

 

これが一番大事です。

 

皆さんがお受験を通して進学する学校も、

妥協ではなく、納得して入学式を迎えられるといいですね!