化学物質過敏症とコスメの関係 | 雪うさぎの40代から始める美肌道

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40代から進む乾燥肌ケアのための個人ブログです。
私自身が実際に体験したコスメやケアを中心に、独自視点で紹介します。



好きな香りによって精神的にリラックスできることは有名は話。

アロマや香水など、もともと香り大好きな私にとっては、コスメにどのような香りが使われているか、
という点はコスメを選ぶための重要なポイントとなっていました。

ところで同じ香りで重篤なアレルギー症状が発症する人もいるのだそうです。「化学物質過敏症」 推定患者数100万人とされます。

30代40代50代主婦に多く発症している


以下、今朝のNHKあさイチにて解説していた内容をまとめてみました。

【発症しやすい人】
  • 30代40代50代の主婦に多い

  •  花粉症など、もともとアレルギー体質がある人

【理由としては以下の通り】
  •  家の中に一日中居ることが多いため

    ⇒シックハウス症候群と同じ、特にリフォーム後に発症する人も多いそうです。
  •  洗剤、殺虫剤など化学物質に触れることが多いため
  •  コスメや香水などで化学物質に触れる機会が多いため
  •  
以前、努めていた職場同僚で、顔が赤く貼れるほどの酷いアレルギーの女性がいました。
彼女曰く「室内にあるダストが駄目なの」とのこと。

車の排気ガスと花粉が組み合わさることで症状が重くなると聞いたことがあるので、
彼女も同じように室内にある化学物質とダストが重なって症状を重くしていたのだと今にして思います。

症状としては頭痛、鼻水、だるいなど
一般的なアレルギー症状と同じであるものの、
吐き気、喘息症状、といった重症化する患者も多いのが特徴。症状が多彩で病名が判るまで10年かかったという例も。

また化学物質過敏症の症状が一度出てしまうと、天然の香りであってもアレルギー反応を起こす場合があるので注意が必要です。

有効な治療法



化学物質過敏症に罹患した場合、化学物質から体を遠ざけること
会津県に専用の容量施設があるそうです。
ここで数週間、化学物質からカラダを極力遠ざける生活をすることで、症状が出なくなるのだとか。施設での生活を経て車椅子生活から社会復帰を果たすことが出来た人が番組でも紹介されていまいた。

予防として今からでも出来ること



推定患者数2000万人以上、5人に1人が花粉症であることを考えれば100万という数字は少ないかも知れません。問題は、日常生活が出来ないほど症状が重くなる場合があること。予防して発症させない努力をすることは大切な心がけだと思います。

  • 殺虫剤など化学物質を含むものをむやみに使わない
  •  リフォーム後は十分な換気を行う。 
  •  適度の有酸素運動、入浴を行う。  
    ⇒化学物質を外に出すことが出来るそうです。  

コスメを選ぶ時の注意点


殺虫剤がカラダに悪いことはわかっていても、香りが凶器になりうることについては香り好きの私にとっては、正直、衝撃を覚えました。 

化学物質過敏症を学んで、私たち女性が毎日、肌につけるコスメに対して出来る対策としては、ずばり「天然」成分を選びたいことはもちろん、
アレルギー体質、及び予備軍の人は 「無香料」のコスメを選ぶことが重要なのだと思いました。

日頃から化学物質に囲まれて暮らしているということを頭の隅において、生活することが大切ですね。

By 雪うさぎ


写真:2012年5月新宿御苑にて。薔薇の香に癒されることが多いのですが・・・