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8月5日に投稿したなう



夢は見るものですが、目標は実現するものです。だから夢を目標に変換しなければならない。その変換作業とは「今日から何をするか」を明確かする、ということです。 @脳を「見える化」する思考ノート http://goo.gl/QVeTg
8/5 15:36

損益分岐点売上高を見てみましょう!

こんにちは。

東京賢者です。


今回は損益分岐点売上高を把握し、活用する方法を考えていきましょう。

昨今、「不況が長期化かつ深刻化したため、固定費の見直しなどの経営リストラによって、損益分岐点売上高の引下げを図る企業が続出している」という記事が掲載されています。


◆(1)損益分岐点売上高をチェックする。
「損益分岐点売上高」とは、経常利益がゼロになる売上高の点を指します。

売上高が、損益分岐点売上高を超えていれば、黒字となり利益が出ていることとなり、下回っていれば、赤字となり損失が出ていることとなります。

また、売上高が損益分岐点売上高を下回までの割合を示した指標として、「経営安全率」があります。
この数値が高いほど不況や突然の支出等への対応力が高いと判断されます。


◆(2)固定費増加率と損益分岐点売上高 限界利益率をチェックする。
実際の売上高と損益分岐点売上高をチェックしてみてください。

実際の売上高が損益分岐点売上高を下回り、経営安全率の数値がマイナスの場合やその差が僅かで改善が必要な場合は、次のような改善ポイントが考えられます。


→ 変動費率を下げ、限界利益率を高める
限界利益率をチェックし、限界利益率が下がった、あるいは変動費率が上がっていればその原因を調べて改善可能かどうかを検討します。

【Check】次の項目を検証してみましょう。
・販売数を増やすために、値引きが増えている。
・低価格競争に陥っている。
・外注量が増えている。
・不良品やロスが増えている。
・原材料の値上がりや使用量の増加がある。


→ 固定費を減らす
固定費の増加率をチェックし、固定費が増加していれば、その原因を調べて、改善を検討します。
固定費のうち、人件費を抑えるには、パート・アルバイトの活用や内製から外注への移行などが考えられます。人員配置の見直しや、公的助成金の活用なども検討しましょう。

【Check】次の項目を検証してみましょう。
・減産によって不要となったり、休止している設備等の維持・管理費がかかっている。
・作業効率の悪さから人件費等が増えている。
・交際費、交通費、広告費などが必要以上に増えている。
・前年や予算と比べて増加している経費がある。

総費用に占める固定費や変動費の割合は、業種・業態によっても異なります。固定費が大きくて変動費が小さい、反対に変動費が大きくて固定費が小さい業種もあります。同じ製造業でも、自社で製造設備を多く持つ自社生産型では、固定費の割合が高いため、自社設備や人件費など固定費の削減努力が重要になります。
一方、外注(アウトソーシング)の割合が大きい外注生産型では、固定費の割合は小さいが、変動費率が高いため、外注先の見直しなど、変動費率を低下させる努力(限界利益率の改善)が必要です。


→ 売上を増やす
損益分岐点売上高を超えるだけの売上を確保しないと、企業は継続出来ません。損益分岐点売上高を把握し目標とする利益を出すには、最低限の必要売上高を明確にし、それを達成する為の具体的な行動計画を立て、実行しましょう。


如何でしょうか。
「いつ、どこで、何を、いくら、」を明確にし、「方法」を導きだしてみましょう。

「用語集 ~相続・事業承継~」

◆変動費
仕入原価、材料費、外注費、出来高給など売上の増減に応じで変動する費用。

◆固定費
役員報酬、人件費、減価債知費、賃貸料、保険料、支払利息、福利厚生費など売上の増減にかかわらず固定的に発生する費用。

◆限界利益
いわゆる粗利。売上高から変動費を差し引いた利益。

◆限界利益率
売上高に対する限界利益の割合。

◆変動比率
売上高に対する変動費の割合。
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