東京血管外科クリニック看護師です。

 

ハンドベインのお問い合わせの方々の中に、「他の○○というクリニックで硬化療法というものを1回受けたのですが、血管が消えなくて効果を実感できないばかりか、他の場所に違う血管が浮き出て来てしまったんです。。。どうにかなりませんか?」

という声を、ここ最近多く聞かれるようになりました。

 

当院では、あえてハンドベインで治療を望まれているお客様の場合には硬化療法を実施しておりません

なぜなら、、、

細い血管になら効果は実感して頂けるのですが、皆様が本来悩まれている隆々とした太い血管には効果が得られません

もしくは、回数がかかってしまう。

回数がかかるだけなら大丈夫か?→勧めません。

なぜか???

 

そもそも、硬化療法のメカニズムをきちんと理解されていますか?

まず、硬化剤(ポリドカノール)という泡状の薬剤を1本1本膨らんだ血管の中に注入し治療する方法です。

注入した血管が薬剤の作用で、炎症・痙攣を起こします攣縮といって血管が痙攣をおこして細くなる作用をうまく利用した方法なんですね。

そのため、一定の濃度を効果をだしたい部分にとどめないと綺麗に効果があらわれにくいので、一定期間、その場所を必ず圧迫しなければなりません。(包帯グルグル巻きorその施設での固定方法で)

圧迫して薬を局所にとどめることで、血管壁が閉塞していき不要な血管が消失していきます。

経過としては、閉塞された血管は固く縮む(線維化)して、徐々に小さくなり最終的には吸収されていきます。

 

ただし、この方法は先にも記載したように細い血管には適応なのですが、、、太い血管は効果をしっかり得られにくい。

そして、何より皆様が後々不安要素となっているのが、色素沈着なのですえーん

 

血管にわざわざ痙攣・炎症を起こさせているので出現して当たり前のようにも思えるのですが、施術を受けた方々に聞くと、説明されなかったという方も多いです。

先生が説明してくれていても、ご本人が忘れてしまっているケースもあり得ますが、、、。

後々消失しますが、基本は施術後2~3か月は色素沈着が目立ちます。

血管の太さによっては、1年以上もかかるケースも。血管に沿って茶褐色になるため意外と目立ちます、、、。

その説明を聞いてきちんと理解なさった上で受ける分にはまだよいのですが、ただ注入だけですぐに綺麗な手に!!と理想だけを抱いてしまうのは危険ですよ。

また、静脈炎を併発してしまうケースも少なからずあるようですのでしっかり理解してから考えて下さい。

 

そんな訳で、当院では下肢静脈瘤(皮膚より深い血管なので)の治療には、硬化剤は使用しても、ハンドベイン(皮膚から浅い血管に関しては)あえて、行っておりません。

 

当院では、血管の中をきちんと処理をして1度で確実性のある治療法を提供させて頂いております。

そのため、1週間ほどのいわゆるダウインタイム(むくみ・腫れ・皮下出血)はありますが、施術後の美しさに自信をもっています。

きちんと効果を実感したい!もう二度と血管で悩みたくない!!という方々に喜んで頂いておりますので、悩まれている方はいつでもご連絡下さい。

あなただけの専門スタッフがきちんと対応させて頂きますニコニコ

 

このBLOGは当院で行われている治療法のメリットやデメリット等の医療情報を事前に入手されたい方へ情報発信しています。

「LINE」や「メール」での問い合わせも可能です。

 

 

 

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