ベトナムに対する米国の強い焦燥感

🇻🇳アメリカ特使、プーチンに続きベトナムへ  RT

米国の国務省高官は、ロシア大統領の訪越直後にもかかわらず、米国とベトナムの信頼関係は「史上最高」であると主張した。
ダニエル・クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は22日、今回の訪越は21日のロシア代表団の訪問とは無関係だと主張した。

クリテンブリンク氏の発言は、ハノイのアメリカ大使館が、ロシアとウクライナの紛争が激化しているときに、あえてプーチンとの会談を主催したベトナム政府を叱責してから1週間も経っていない。
クリテンブリンク氏は22日、ベトナムのソン外相との会談の主な理由は、両国の関係をサポートするためであり、「自国の主権を守り、利益を増進させる最善の方法を決定できるのはベトナムだけだ」 と異なるトーンで語った。

プーチン大統領は、ベトナムのラム大統領、チン首相、その他の首脳とハノイで会談した。プーチン氏は、ベトナムの「ウクライナ危機に対するバランスの取れた客観的な姿勢」 に感謝し、両政府は 「包括的戦略的パートナーシップ」 を強化する11の協定に署名した。これらの協定は、原子力技術、海洋石油探査、伝染病対策などの分野での協力強化を求めている。

バイデン米大統領政権は、ロシアへの制裁キャンペーンを通じてロシア経済を麻痺させ、モスクワを外交的に孤立させようと試みてきたが、失敗に終わっている。
ワシントンがハノイとの国交を正常化し始めたのは1990年代のことで、100万人以上のベトナム人の死者と数え切れないほどの負傷者を出した悲惨なベトナム戦争を終結させてから20年も後のことだった。昨年9月にバイデンがハノイを訪問している。

プーチン氏が去った翌日にハノイに到着したクリテンブリンク氏は、米越関係を引き続き推進し、両政府間の合意が履行されていることを確認したいと語った。「米国とベトナムのパートナーシップはかつてないほど強固なものだと信じ続けている」と彼は主張した。

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(コメント)
プーチン氏の訪越の直後に「当てつけ」で国務省高官が訪越した実態は米国の弱さ(恥)を表している。
おそらく、サリバン大統領補佐官に 「ベトナムへ急いで行ってこい!」 といわれたのだろう。まったく哀れな国務省高官だ。

プーチン氏の訪越で 「包括的戦略的パートナーシップ条約」 が締結されたことで、もう後戻りはない。米国は手遅れだ。
プーチン氏の訪朝・訪越はBRICSの枠組みを踏まえて習近平氏の了解を得て実施されているのだ。
中国包囲網形成でベトナムを利用したい米国、また中国との関係でギクシャクするベトナムに対して、ロシアが手厚い仲介をしたとみられる。

米国はベトナムに対して、ベトナム戦争をの責任を将来にわた負わなければならないのだ。
もちろん、沖縄も広島も長崎に対してもだ。

#WWG1WGA 
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https://rt.com/news/599828-us-envoy-follows-putin-visit-to-vietnam/