フランスは世界中の旧植民地から追放され続ける

🇳🇨ニューカレドニア危機を煽った植民地時代の不平等  Reuters

フランスのマクロン大統領は23日、ニューカレドニアを訪問し、フランス統治下の太平洋諸島で不平等が拡大し、先週発生した致命的な内乱の原動力になっていると述べた。
国勢調査のデータやニューカレドニアの専門家によれば、1980年代から1990年代にかけての過去の政治協定の一環である機会均等政策にもかかわらず、教育や雇用において深い格差がある。

(中略)

フランスは1853年にニューカレドニアを植民地化し、1946年に海外領土として先住民族カナク族に権利を与えた。

2019年の国勢調査によれば、最大のコミュニティである先住民族カナク族の貧困率は32.5%で、非カナク族の貧困率は9%である。
マクロン大統領は、「経済的・社会的不平拡大している」と述べた。
この発言は、暴力的な抗議デモの発端となった選挙制度改革、島の政府組織、不平等などの問題について、幅広い合意を求めると発表した演説の中でなされた。

選挙制度改革に反対しながらも平和的な抗議を呼びかける独立派カレドニアン・ユニオンの事務局長、ドミニク・フォチ氏は、「略奪や略奪が行われていますが、社会の片隅にいる人々、仕事もなく、食べるものもなく、学校にも行けず、スラム街で暮らし、その隣には裕福な地区がある。カレドニアの人々は尊厳を守るために戦っているのです」 と語っている。
社会的不平等は首都ヌメアで特に深刻で、カナク人は1946年まで住むことを許されていなかったが、現在では都市住民の50%を占めている。裕福な白人が多く住むシックな地区もあれば、手頃な住宅がないカナク族が住むスラム街もある。
マクロン大統領は演説の中で、社会的不平等が「この11日間で前代未聞の抑制のきかない人種差別主義」を出現させたと付け加えたが、詳細は語らなかった。

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(コメント)
昨年から、西アフリカの旧フランス植民地であった国々で国軍が決起し、駐留する仏軍や米軍を追放している。
それは、旧植民地時代の抑圧と第二次世界大戦後の新植民地政策による搾取が原因であった。

これらと同様の理由から、オーストラリア大陸東方のにあるニューカレドニアでも民衆が決起し、暴動が起きている。
フランス本国ではニューカレドニアの選挙制度改革を進めていおり、これが実現すると先住民族の権利が弱められ、仏系欧州人の権利が拡大するものとなっているようだ。

旧植民地国で相次ぐフランス追放の流れを食い止めたいマクロンは、現地に飛び、対立する両勢力(仏派と抗議派)と話し合いを持っているが、どうも解決の見通しはつかない。むしろ、決裂したら仏軍が鎮圧すると言っている。

先住民族は、南の島を支配し、欧州セレブが保養地を満喫するためのフランスを追放しろ💢 パリオリンピックを中止に追い込め💢

戦え、カナク族!

#WWG1WGA 
#QAJF 
https://reuters.com/world/colonial-era-inequalities-that-fuelled-new-caledonia-crisis-2024-05-23/