続々と立ち上がるアフリカ諸国

🇷🇺プーチン大統領、🇹🇩チャド大統領と会談  Sputnik

チャド共和国のマハマット・イドリス・デビ大統領は、ロシアのプーチン大統領と会談するため、24日にモスクワに到着した。
両首脳は、ロシアとチャドの関係発展や、地域的・国際的な議題について話し合う予定である。

両首脳の会談は今回が初めてとなる。
デビ大統領は、昨年夏にサンクトペテルブルグで開催されたロシア・アフリカ首脳会議に出席する予定であったが、結局実現しなかった。

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(コメント)
この記事は、単にチャド共和国大統領がプーチン大統領を表敬しただけにみえる。
だが、そうではない。

昨年夏のロシア・アフリカ諸国会議ではアフリカ諸国の経済発展と国益の確保について議論されている。
そこにチャド大統領は事情により不参加となっていたようだ。
チャドは他のアフリカ諸国同様にフランスの植民地であったが、北部と南部の勢力間で内戦も続いていた。

隣国のニジェールや中央アフリカ、マリ、ブルキナファソ、ガボンなどが反植民地クーデターを成功させ、フランス軍を追い払いつつあり、一方でロシアと中国に接近している。

今回のチャド大統領のプーチン訪問は、明らかにロシア・アフリカ首脳会議メンバーとして位置づけと、BRICSに加盟したい意向の表れである。

アフリカ諸国にとって重要なのは経済発展と国益の確保であり、新植民地政策のもとでは解決しない。
関係国間の相互尊重を前提とした国益の確保、旧宗主国軍を追放しなければ実現しないのだ。

今回の出来事は、ここ数年続いているアフリカ諸国の反植民地クーデターが継続していることを示している。

アフリカ諸国よ、立ち上がれ!

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https://sputnikglobe.com/20240124/putin-holds-talks-with-chads-president--1116348875.html