最近とみに不動産バブルだから売りなさいと言う広告が多いのですが、確かに上がってきましたが、不動産バブルではありません。過去の不動産バブルはこんな感じでした。ある地域を地上げしようとすると、地権者からA円で買うとそれを中間の不動産会社に2倍で売ります。その会社は大手不動産(例えば三井不動産、住友不動産や三菱地所のような大手で最終購買者)その倍の値段で売ります。つまり瞬間に4倍に地価がなるような上がり方です。

われわれプロはバブルの崩壊は6か月前にわかりました。分かった理由は簡単に言うとその値段でビルを建てて収益を取ろうとしても土地値が高すぎて採算が取れなくなったのが原因です。それでその時点ですべて売ると回収できるのは8割で2割が借金として残ります。約30億円の借金が残るわけです。それはまずいので逆にどんどん買いまして借入金を500億にしましてバブルがはじけるのを待ちました(大きすぎて潰せないとのやり方です)。それから清算するまで7年ぐらいかかったようです。

 

ともあれ今の状況はまだまだ上がりますので、売らずに持っているのが正解でしょう。

 

では売る時期はと言うと、政府は単なる条例で値上げを止めることが出来ることは前回の暴落で知っております。一般のサラリーマンが家を買えなくなるまで上がったらそれ以上の値上げを止めるでしょう。短期転売が出来ないような施策をはじめたら売り時でしょう。もうそれ以上に上がりません、いや上げさせません。

 

という事で本日は不動産の話をしました。

下記に色々本を書いていますので読んでみてください。