こんにちは。
東京ハヌルです。
今日は弘大ファッションを投稿する予定だったのですが、
海外の韓流エンタメサイトをパトロールをしていたら
地味な内容ではあるのですが、
ワタシ的にはすごく興味をそそる
記事を見つけてしまったので
そのそそられた記事に関して書きたいと思います。
あっ、久々のバンタンネタです。
A Very Meaningful Tribute To BTS J-Hope Has Been Opened In His Hometown
故郷からBTS,J-HOPEへの意味深いオマージュがオープン
ホビの出身地は韓国南西部に位置する全羅南道の都市、光州。彼は「花様年華pt.2」に収録されている”Ma City”でその故郷の事をラップにしております。
韓国の歴史に詳しい方ならご存知かと思いますが、光州は韓国人にとって社会的に重要な意味を持つ地域です。
”僕は全羅南道、光州 baby”
”僕の光州のホシギだ”
(途中省略)
" 僕に会いたいなら時間は7時、集合"
"みんな押せ062-518"
*7時とはソウル基準だと7時の位置にある光州を表す、光州を卑下する意味で使われる。062-518とは光州広域市の市外番号と5.18民主化運動。特に518は光州の人にとり深い意味のある数字。
現代の民主主義国家に至るまでの韓国には辛い歴史がありますが、その中でも重要な光州の5.18民主化運動。
その歴史を背負う故郷、光州にとり光州民主化運動の事を歌ったJ-HOPEはとても誇りであり、その彼へのオマージュとして彼を表す言葉”HOPE”と名付けた精神病院を彼の誕生日である2月18日にオープンすることにした。
また、BTSはメンタルヘルスについての意識を高めることに貢献しておりそれも影響している。
いい話ではありますが、
精神病院の名前にするとは
韓国人、思考がぶっ飛んでますわ(・_・;)
ところでホビが”Ma City"内でも取り上げた
愛する故郷、光州で起こった光州民主化運動、
その後、今日の民主主義の起点となる民主化宣言の
きっかけとなったのですが、
その光州人蜂起の背景がとても興味深いのです。
長くなるのでざっくりと説明させていただきますが、
話は高麗時代にまでさかのぼります。
光州のある全羅道は滅ぼされた百済だったのですが、
百済は政治的に色々問題があり
その後建国された高麗の王が
”湖南地域(百済の一部、光州、木浦など)
の人々は信用できない”
という遺言を残し亡くなったそうです。
Wikipedia より
そこから全羅道への地域差別が始まり、
虐げられる運命となります。
そして、なんとその差別は
現代でも続いているとのこと。
どこの国にも地域差別は多少ありますが、
韓国は特にシビアなようで
韓国人チングたちの話にも
”◯◯地方の人は△△だからねえ〜。”
みたいな話が出てくる時があります。
そのような理由もあり全羅道からは
大統領や有力な政治家が出ず何かと冷遇されてきました。
(過去大統領は金大中たった一人だけ)
朴正煕大統領の時は出身地の慶尚道を中心に
大きな地域開発をしたにもかかわらず
全羅道だけは後回しにされたそうです。
保守に対し反骨精神がある土地柄なのも
そのように長年抑圧された背景からなのかもしれません。
そして、そんな彼らが命をかけて
当時の軍事政権に対し蜂起したのが
ホビも取り上げた光州民主化運動。
彼が生まれる前の出来事ですが、
親御さんはドンピシャ世代。
彼の身近な方々にも関係者はいるかと思います。
映画光州5・18のポスター。多くの光州市民、そして学生が自国の軍隊に殺された悲惨な事件
私、ホビ、好きなんですけど、
好きな理由の1つが
明るく見えても重い歴史を背負う光州人だから。
光州人は一般的には義理人情に厚いと言われていますが、
内側に秘めるレジスタンス精神があるはずなのです。
そういえば東方神起のユノ、
BigBangのスンリも光州出身です。
さて、この光州民主化運動は
多く映画、ドラマ化されております。
ホビの故郷の歴史的背景に興味のある方は
是非これらの映画をご覧になってみてください。
*オススメの2本
若きイ・ジュンギが出演、事実に即し描かれている心えぐられる作品。
この事件を取材するために光州に駆けつけた勇気ある外国人ジャーナリストと彼を光州まで連れて行ったタクシー運転手目線の作品。名優ソン・ガンホが素晴らしい。
またこの光州民主化運動を発端とする
1987年韓国民主化宣言の映画も合わせて見ると
韓国の現代史への理解が深まります。
1987、ある戦いの真実
1987年は韓国が民主化宣言をした重要な年。その民主化へのきっかけとなったソウル大学生拷問死事件の実話をベースとした作品。空前のヒットとなり韓国中を涙させた。
アジョッシ俳優オールスターズが超豪華
今やKpopや韓国ファッションに沸く韓国ですが
つい最近まで国家が国民を武力で
弾圧するカオス状態だったとは。
そんな過酷な状況下での韓国人の強さ、
ピープルパワーの底力を実感する作品でした。
私は飛行機の中で見たのですが
周りに引かれるほど大号泣してしまいました。
志願が多かったというゴージャスなキャストも見もの。
それにしても当時、日本はバブル時代。
あたしゃ六本木のディスコで
ボディコン着て踊ってました。
なんかホントすいませんでした。。。
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東京ハヌル