カテゴリーは前菜になるかもしれないですが、一応メインとして提供したのでメイン料理にします。
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今回自宅でワイン会をしたのでそれのメニューの一部です。

ワイン会をまとめたブログも近いうちに書きます。






サルシッチャは店ではよく作っていました。

店にはミンサーもソーセージマシンもあったので割と簡単にできるのですが、

家庭ではこんなマシンを買うのは常識的にちょっとアレなので(ミンサーは安いのも売ってますが)

こちらの絞り袋を購入して家では初めて作りました。
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肉はデパ地下とか肉屋でちゃんとその場で粗挽きで挽いてもらって作ろうと思ってたのですけど、

色々忙しくて買いに行く時間がなかったので近所のスーパーで普通挽きのやつ+バラ肉を

自分で包丁で細かめにカットしたやつを合わせました。

それでも超美味しかった。今度はぜひとも粗挽きでやりたい。






サルシッチャを作るにあたって少し躊躇していたのは、

『絞り袋でやるのはかなり力がいる。ひとりでは大変で二人でやっとでした』

とネットにちらほら書いてあった為。




店のマシンも肉を入れハンドルを回し調整しながら押し出す係と、

ケーシング(羊腸)の部分をもって調整する係とで二人作業です。


私は全く非力ではないのですが、腱鞘炎以来手首に負荷をかけるのが割と怖くてどうかなぁ?

と思っていましたが、何のことはない一人でも余裕でした。完全回復も近い!?

確かに結構力いるし、慣れてないと大変かもしれないけど。





サルシッチャ作りのポイントは


新鮮な粗挽き肉をよく混ぜる。

混ぜるときに肉の温度を10度以上にしない(その為に氷を入れながら混ぜるので激冷)

 (本来は冬に仕込んで乾燥させて常備しておく所謂シャルキュトリーですよね。)

腸詰を口金にセットするのですが、その時に滑りやすくするためにオイルぬっておくと良いです。

あとは肉の押し出し具合の力加減。



…こんなとこでしょうか。
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私は腸詰にしたものを乾燥も何もせずに生の状態で焼いて出しましたけど、

乾燥させたり、低温でゆでたり(ソーセージ)、燻製したりと色々出来ます。




思った以上に簡単で、そして見た目も良いし、何より美味しいです。

自分好みに味も調整できるし。

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ブータンノワールとか内臓系も作ってみたいなぁ。

日本じゃ豚の血とかなかなか手に入らないか…なんかツテかコネが無いとな。

肉屋と仲良くなるとか。






ドイツだと、冬になると家族で豚一頭絞めて(イタリアもそうかな?)、

肉は勿論、皮や、耳や、顔や、骨、内臓、腸(フランクフルト=太いやつは豚の腸を使います。

細いソーセージは羊の腸)、血に至るまですべてを感謝して使い切るのです。


そういうのは当たり前に(都市部はしないかもしれないけど)子供のころから子供の目の前でやって、

残酷だから見せないとかそういうんじゃなくて命に感謝して食事をいただく事を教えるらしい。

知らないで切り身になったものしか食べてない方が残酷だよな、確かに。

もちろん個人の考え方ですけどね!!はい。




でも私はそういう考え方、良いなと思います。

そういうの『が』良いというよりかは、そういうの『も』良いなと思います。





色んな人間がいて、色んな考え方があって、それを自分の中で吟味しながら死ぬまで生きてゆくのです。

(誰や、お前・笑)






でもさ、なんか全部みんな一緒じゃつまらないじゃない!?笑

言葉も肌の色も宗教も違うのが当たり前なのにね~。









料理の記事なのに、最後は理屈野郎になりましたがまぁとにかく美味しかったです。


また作りたいと思います。




















さいごになりましたが、熊本、九州地方の皆さまにお見舞い申し上げます。

私にできることは、まずは募金。