アマゾンで注文した部品がちらほらと届き始める。
ただ、肝心な部品類が中国からの直送で、20日くらいにならないと届かないようだ。
ヘッドの方は特に弄る予定がないので、入れ物さえ出来てしまえばOKなのだが、キャビネット側の加工はしばらく待たねばならない。
いち早く届いた荷物の中に、中国製のパワーアンプが含まれていて、こいつを使ってスピーカーの評価をしてみることにした。
まず、今回購入したアンプを紹介しておこう。
LEPY LP-168S
中華アンプである。
iPhone6+よりも少し大きな底面積で、車載用パワーアンプによくある外見。
40w×2 さらに68wのウーハー出力。
12vのACアダプター付きで¥3000ちょっとと、お手頃価格である。
選定に関してD級アンプにするか最後まで悩んだが、出力がデカいのとウーハー出力を持ってる点でこれに決めた。
(ちなみにウーハーは使うかわからないところだが)
テストに使いたいスピーカーがあったのだが、どこにしまい込んだのかわからなくて、聴き比べようにはリビングに転がっているDENONの5.1Ch用の小型スピーカーを使用。
まず、LP-168S と 小型スピーカーを接続。
ちなみにスピーカーは非常に小さく、2.5インチ程度(推定)フルレンジ、30wと言うスペックである。
ソースにはiPhoneを使いミニピンで接続。
音を出してみると…
うん、普通(笑)
¥3000円のパワーアンプにちっこいフルレンジを繋いで鳴らしてる訳だが、普通にメーカー製のミニコンポ程度の音質はあるようだ。
アンプは合格点を出せる性能と思われる。ノイズはほとんどないし、かなりクリーンな音。
さて。ここで主役の登場。
PFB10のもともとついているスピーカーケーブルを外して、ベルデンの白黒のスピーカーケーブルを端子に直付け。
それをアンプのターミナルに接続。
再生してみると・・・
思ったよりも健闘はしてるものの、って感じの音。
明らかに2.5インチのスピーカーに解像度では劣る。
低価格アンプのスピーカーなので、高級品は使われていないだろうし、おそらくはどこかのフルレンジのOEMと思っていたが、音の傾向としては低音寄りで、思ったよりも高音の切れが悪い。一応ベースアンプな訳だし、調整はされているのだろう。
アンプのイコライザーで高音を少し足すと、なんとなくミニコンポ程度には鳴っている感じである。
さらに左右のスピーカーが近いので、ステレオ感が少し乏しい。
近いので左右に少し相違の異なる音を入れてうねりや揺らぎを出すのにはいいかもしれないが、音楽を聞くには構造上今一つ向いてない。(まあ当たり前なのだが)
そう、1点だけ予想を上回る性能を見せたのが音量。
5wのスピーカーではあるがかなり大きな音が出る。
スピーカーが飛んでも嫌なので、フルパワーとかでは鳴らしていないのだが、同程度のボリュームでOnkyoのミニスピーカーよりは大きな音が出ている。
次にアンプにあるサブウーハー出力をPFB10の片方のスピーカーに繋ぎ、低音のみの再生を行ってみると…
思った以上に低域は出てるが、解像度と言う点では壊滅的。
5インチだしそんなものだろうか。
片方のスピーカーを通常出力、片方のスピーカーをウーハーで再生すると、ありがちなドンシャリな感じで、迫力ある音と言えば聞こえはいいが、音楽的には残念な感じ。
結論から言うと、PHB10のスピーカーは音楽再生して聞けなくもないが、ちょっと残念。
と、ギター(ベース)用のスピーカーとしては当然と言う感じの結果になった。
現状でギターのステレオアンプとしては十分使えるが、音楽再生用にはラジカセよりはまし、程度な感じである。
予想していたよりもベース向けにスピーカーユニットが作られているのは、当たり前なんだけど少し残念。
と言うのも持ち運びできる汎用の小型パワードスピーカー的な使いかたができればラッキーくらいに思っていたからだ。
このキャビネットにはバッテリーで駆動させられる小型のパワーアンプを搭載する予定であるが、アンプとの相性もあるかもしれない。
何はともあれ、予定している部品が来てみてから、また考えよう。
プリアンプもいるかなぁ・・・とか、スピーカーを交換するかなぁとか・・・