明けましておめでとうございます。

今年が皆様にとって跳躍の年となりますよう、お祈りいたします。

 

丸1年ぶりに記事を書いているわけですが、この間も気にかけてくださる方がいるというのは、文字通り「あり難い」事だと思う次第です。

 

このブログの成り立ち(?)を思うと、そもそもこんなことを書いているのが矛盾していて、自分でも不思議に思えます。

不惑どころか天命を知る年を超えているにも拘らずこの在り様。自らの未熟さを感じるとともに、人の生の面白さをも感じるのです。

 

3大ギタリストの一角が世を去り、東ヨーロッパでは戦火がくすぶり続け、中東と東アジアでは争いの火種が。

諸行無常という言葉がしっくりくる時代ですが、だからこそ、地に足をつけて生きようと思う次第です。

 

 

 

謹んで初春のお慶び申し上げます

 

お喜び申し上げるのが適切でない方もおられるとは思いますが、年明け最初のブログということではご容赦ください。

 

地域の正月行事も一通り終えて、そろそろ本格稼働と思ったら3連休、なかなかエンジンが温まりません。

 

今年最初のブログということで、抱負的なことを書かせていただきます。

 

4月までに、今進めているプロジェクトを完了する

 

去年から準備してきた事を完了するのが当面の目的です。

上手く行くかはわかりませんがちゃんと形にしなければ、と思っている次第です。

抱負というのはある種の「呪(しゅ)」であるわけです。

言霊として顕現させ、自らに課す。

心理学的に見ても、非常に理にかなっています。

いずれにせよ音楽からはしばらく距離を置かざるを得ません。

 

急速な感染拡大を見せるコロナウイルスの脅威。

昨年末くらいで一区切りを迎えると予想しておりましたが、前年の年末年始と同様な経緯で感染拡大となってしまいました。経口治療薬の登場で状況は変わるとは思いますが、もうしばらくは慎重にあるべきかと思います。

ウイルスも生き残りと繁栄をかけて戦っているわけです。簡単には終わらないでしょう。

 

生き残りをかける…と言えばウクライナ情勢は非常に気がかりです。

日本ではあまり報道されませんが、かつてあった「キューバ危機」と同じレベルの問題だと思われます。

キューバ危機は輸送船団が引き返すことで回避されましたが、今回は事情がより複雑で、ここにきてカザフスタンが不安定化するという新たなリスクも発生しております。

何事もなく解決すればいいなと思っております。

微妙なバランスで成り立っている世界が一度そのバランスを失うと、雪崩が起きるかのようにあちらこちらが一気に崩れることもあり得るのです。

万一軍事衝突に発展し、NATOが東欧にくぎ付けになった時。

何が起きるか想像に難くないわけであります。

 

一日一日、できることを積み重ねる。

物事を好転するにはほかに手はありません。

より多くの人、すべての人が当事者としての意識を持つこと。世界を変える唯一の方法でもあります。

 

今年一年がより良い年であったと振り返れるように、精一杯生きたいと思います。

 

 

 

年の瀬となりました。

 

今年も多くの方に訪れて頂けましたこと、感謝いたします。

 

ブログの更新が止まって半年余り。

長いようであっという間でした。

 

この間も記事を書いていなかったわけではありませんが

投稿には至らず没記事の山と化しております。

生活の変化が思いのほか大きく、ブログ更新に割ける時間が減ったこともありますが

一番大きなことは自分の心境の変化なのだろうと思います。

 

ブログを止めるつもりは今のところありませんので、気が向けばまた何か書くと思います。

 

改めて今年一年ありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

 

 

今年は梅雨入りが以上に早く、予定していた野外作業が大幅に遅れてしまった。

もともと雨の多い地域ではある…多分日本で最も雨の多い地域…なので天候はある程度織り込んで予定を立てるのだが、今回は想定外のレベルだった。

相手はお天気…如何ともしがたい。

 

昨日今日と天気が落ち着いていて、梅雨の中休みらしい。

一気に作業を…と思ったがブランクが開くと肉体的になかなかキツイ。

そこにきて雲間からお日様が顔を出す。

最悪。

湿度は高く、日差しは肌をジリジリと焦がす。

汗が止まらなくなり、自然と息が荒くなる。

軽い頭痛と眩暈。

あっという間に熱中症。

もちろん、十分警戒しているので、倒れるまでは続けない。

比較的こまめに休憩をはさみつつ作業を続けるが、結局2時間で限界を感じる。

とりあえず急を要する部分は終わったので、あとは天気と相談しながらぼちぼちと。

 

西巣鴨刑務所に高くそびえる墓標を眺めて暮らしていた頃には、見ることが無かった本物の土砂降りが、今暮らす土地では珍しくない。

引っ越した当初は、すげえ雨。と恐怖すら感じたが、今では割と普通になった。

今は

この雨が東京に降ったら水没するよねー

とか思いながら、すべての音をかき消すような雨音が時に心地よく感じる事すらある。

ああ、ひどい雨や台風には随分と慣れたが、雷には慣れない。

雷鳴も、雷光も、恐怖すら感じる極限の美しさがあって、慣れてしまうのは勿体ない。

そして何より、落雷で時折家電類が壊れるのは困りものだ。

去年壊れたリビングのエアコンを入れ替えたばかりだ。

長持ちしてくれるといいのだが。

 

 

樹脂製のウクレレが欲しいなとか思っていた。

樹脂製の最大の利点は環境に影響されない事。

湿度がどれだけ高くても、潮風に当たっても、なんなら海に漬けても大丈夫。

(注:ペグなどはさびる恐れがあるので洗浄が必要になるが)

 

昔から樹脂(主にプラスチック)のウクレレは存在したが、おもちゃ扱いなものが多かったのも事実だが、近年は楽器として使えるクオリティのものもある。

Outdoor UKULELE

ってのが定番だと思っていたし、買うならこれかなと思っていたのだが、Amazonで見たウクレレがセールになっていて衝動買いしてしまった。

今回買ったのがこれ。

 NOVA U (ENYA MUSIC)

レビューで高評価だったし、安くなってたし、自分の需要に合う製品だったのでポチッた訳だが、どこかで聞いたような名前が少々胡散臭さを感じる中国のメーカー製。

(結構な種類のウクレレを販売しているようだし、高級機も存在するようだ)

あまり期待はしていなかったが実際に手にしてみて、良い意味で裏切られた。

 

まずは簡単に製品の概要を説明しておこう。

23インチスケールのコンサートサイズ。ボディ・ネックともにポリカーボネート(カーボンファイバー30%混とある)製。私は白を購入したが、塗装はしっかりとされておりプラスチック感や極度の安物感はない。白を選んだのは自分で落書きするのに良さそうだと思ったからである。

弦はフロロカーボン弦が張られているらしい。2対2のギアペグが付いている。

本体のほかにセミハードケース、カポタスト、ストラップ、変え弦がセットになっている。

これで\9000-はお買い得感満載だ(私はセールで\6750-で購入)

 

さて。手にしてみて。

ウクレレとしては薄いボディであり、バランスも良く抱えやすい。

ストラップピンが標準装備となっているが、ウクレレでよく使うサウンドホールにひっかけるタイプのストラップは使用できないからと思われる。

一般的なコンサートよりもスケールが少し長く、テナーよりは小さい感じで、フレットの広さは少し広め。ネックは13フレット付近でジョイントされる形になっているが、カッタウェイが深く滑らかに切られているのでハイフレットの演奏性も悪くない。

量は標準的だと思われる。ボディ側面に小さなサウンドホールがあり、演奏者自身が音を取りやすい作りになっている。

音質は独特だ。

非常に澄んだ音で、金属質とまでは行かないが木製のウクレレとは明らかに違う音がする。

ギター弾き的に言うと、シングルの球のアンプのクリーンと、JCのクリーンの音の違い…そんな感じだろうか。

一般的なウクレレに比べてサスティーンも長い。全般的に良く鳴る印象だ。

個人的にこういう音は好きなのだが、一方でウクレレとはまた違う楽器な雰囲気もある気がした。

少し弾いてみて、気になった点がいくつか。

個人的に残念だったのが、ハンマリングやプリングで音が出しにくい事。

フレットが金属の方が音が出しやすいと思える。

指板もフレットもネックと一体成型(ナットも)なことが最大の要因だと思う。

フレットが樹脂製故に、チョーキングビブラートもかけにくい(ウクレレでは普通は使わないけど)

もう一点、弦の高さ、正確にはボディと弦が近い事。

弦高は十分確保されているし、手首をスナップさせるようなストロークは全く問題ない。

また、ずっと親指でメロディラインを引き続けるような場合も、問題ない。

が、ストロークとメロディ引きとが交互に出てくるような楽曲ではフィンガーボードの厚みがないために、右手のポジションが窮屈に感じることがある。

この辺は慣れなのかもしれないが、私的には今一つに感じてしまう。

 

よくできた、コストパフォーマンスに優れる楽器だとは思うが、ウクレレを初めて手にする人にはあまりお勧めしたくない。

2本目以降で、特に屋外とか夏の砂浜で弾きたいとかいう向きには非常におすすめである。

高度な工業製品だと思うので、品質にばらつきが少ない(だろう)という点もこの楽器の利点だと思う。

 

蛇足ではあるが、付属のセミハードケースも結構いい感じで、この価格帯にありがちなペラペラのビニール袋とは比較することが出来ないレベルだ。

そういう部分も含めると、コストパフォーマンスは本当に良いと思う。

難しい事はあまり考えずに手にしても良いと思う一本だ。