昨日、衝撃的なニュースが流れました。
あの名門日本大学アメリカンフットボール部が廃部になるというニュースです。
「フェニックス」の愛称で日本のアメリカンフットボールを牽引してきた
あのチームが無くなることになったということです。
1940年創部の数々の名シーンを生み出してきていたチームが無くなります。
名将篠竹幹夫監督が2003年まで44年間監督を務め、
17回日本一になったチームです。
篠竹監督はアメリカンフットボールの精神が、
「犠牲・共同・闘争」としていました。
まさに日本式米式蹴球の基になっている精神です。
伝説のQBとして語り継がれている佐曽利正良さんや金井義明さん、
日大・レナウンで活躍された鈴木隆之さん、
同じく日大・レナウンで活躍された松岡秀樹さん、
日大・オンワードで活躍された山田喜弘さん、
同じく日大・オンワードで活躍された須永恭通さん、
日大・鹿島建設で活躍された宇田川健治さんなど、
日本を代表するQBが在籍したチームです。
そのQB活躍するフォーメーションがショットガンです。
散弾銃を打つようにパスが投げられることからついたものです。
その進化系としてできたのがドラゴンフライです。
そのドラゴンフライからのパスを受けるのがWRです。
成功させるためにはWRも重要になっていました。
WRとしては、
大用さん秋山克未さんのツインWRや梶山龍誠さんなど
思い出す名選手も多数在籍していました。
今回の廃部はとても残念です。
現役の部員たちが一番の被害者です。
「日本一」を目指して入部してきた選手たちが、
一瞬にして目標を無くし、
将来にも絶望感があると思います。
大学側が権力闘争をしているだけで、
学生のケアもせずに廃部という処分を科したことに関しては、
日本大学の理事たちは無能だとしか思えません。
部員達には今後もプライドを持って生きていってほしいと思います。
今は見ることが出来ませんが、
アメリカンフットボール部のホームページに今年から、
「WE ARE PHOENIX」という文字がありました。
フェニックスというプライドを持って生きていって欲しいです。
そしてまたいつかフェニックス(不死鳥)のように復活して、
また甲子園ボウルで活躍して欲しいです。