4月13日 水曜日
連日報道される原発のことにおされ気味に
昨年改正された改正臓器移植法に基づき
初めて、小児の脳死判定後の「両親の判断による臓器提供」が行われたことがニュース・・・・
とうとう始まった・・・・。
たまたま、ある原稿を抱えていましたが、実は、原発について書いていました。
でも、このニュースを聞いた後、また原稿をすべて臓器移植のことに関する内容に変えました、つまり
それくらい、同じような年代の子をもつ親としては、衝撃的なニュースでした・・・。
つい最近、義兄夫婦を突然亡くすという身内の死に遭遇し
わが子ではないにしても 大切なヒトを失ったときの家族、親、きょうだいの心情が痛いほどわかります
その御両親は立派です・・・・・
ニュースによると脳死判定を宣告された後、
両親の方から移植コーディネータを依頼し、一日考えた後、決心したとのことでした・・・。
もし、それがわが子だったら、本当にそんな冷静に判断できるだろうか・・・・
きれいごとを書くとすれば、わが子の臓器がヒトサマの役にたち
わが子の一部が、誰かの躯で生き続けることによる一縷の思いがある・・・・
しかし、正直な気持ちは、わたしだったらそうは思えない。
つい昨日まで、ママ~と言っていた愛するわが子が、
たとえ、反応もなく、単なる「物体」と化していても
そこにその存在がある限り・・・・・
どうせ、そのままであってもいつかは高圧釜の中で一瞬にして「お骨」にもなるのなら
ヒトサマの役に立ったほうがよいと思うのかもしれないが
これまで解剖にも何例か立ち会ってきたこともあり
たとえ、まったく痛みは感じないにしても、わが子の身体が切り裂かれ
臓器が次々と取り出されていく・・・・・それがリアルにわかるだけに
どうしても・・・・
すごいと思いました・・・その御両親の決断には・・・・。
医療者である以上、本来は・・・・ という心と 職業に関係なくわが子に対する思いと
本当に複雑で、いまだにわからない・・・・
願わくば、そのような状況にならないことではあるのですが・・・・・
答えのない自問自答。
みなさんは、このニュース、どう受け止められますでしょうか・・・・
思わず、寝ている優人をふっと抱きしめました・・・・・
ちょっとまじめなみっちゃんでした