3月13日 日曜日
我が家から歩く駅までの道には、ここかしこに美しい花壇があり、
春の様相を呈しながら、まるであの悪夢のような地震が夢であったかのような
平穏な日曜日でした・・・
「日常と変わりない生活ができることのありがたさ」を改めて感じております。
「あれ?停電?」ちょうどインタビュー取材をおえ、
院内写真撮影のために4階から降りるためのエレベータのボタンを押したときのことでした・・・
無反応のエレベータに?と思った1秒後、「地震だ」
かなり長い時間揺れていたような感じでしたが、窓の外を見ると
電柱がしなり、建物が揺れているのが見えました。
もともと揺れモノには平気でしたので、「怖い」と思う前に、すぐに「東は?」と
当院の中で最も古い建物の部分を見に走りました
取材陣の方には申し訳ないけど、そのまま現場対応することとなり・・・・
そして、激動の一日となったのでした・・・・。
詳細を書いていては、また長くなるので
とにかく、不幸中の幸いは、スタッフのすばやい対応と
多くの協力者により、患者様にもスタッフにも怪我もなく
みんなが無事であったことでした
刻一刻と伝えられる地震情報に、本当にこれは事実なのかと
目を疑いたくなるほどの悲惨の状況にただただ、呆然とニュースに見入るばかりでした・・・。
何とか、郡山に応援に行けないものだろうか・・・・
岩沼、郡山、青森のみなさんの状況を想像するにつけ
居ても立っても居られない気持ちになりますが いかんせん、交通手段がなく
ただただ、心から支援するばかりです
でも、現地にいけなくても、協力できることがあります 節電です
各方面の友人から、「電力不足が深刻で、ICUなどの自家発電も限界がある」など
切実な声がmailで 次々と 入ってきています
少しでも、医療機関や公共機関などにエネルギーが供給できるよう
どうか、みなさん、節電にご協力ください
一人ひとりにできる支援だと思います
11日~12日の2日間、 病院に泊まり、夜通し協力してくれたスタッフ
お休みなのに、気になって・・・と出勤してくれたスタッフ、
夜勤なのに、地震があってすぐに駆けつけてくれたスタッフ、
非常事態であるがゆえに、みんなのこの素晴らしい協力と
お互いを思いやる行動に、本当に心が打たれました
真っ白い、塩味の おにぎり・・・・
これほど、美味しいと思ったことはありませんでした
職員の愛情のこもったひとつひとつ手作りの 炊き出し
おにぎり・・・・
その美味しいおにぎりを食べて、ひとときの睡眠・・・・・・
お疲れ様・・・・・ ありがとう・・・・・
病院中の寝具をかき集め、 あっという間に 大会議室が宿泊施設へ・・・・
本当にありがとうございました・・・・
被害にあわれた皆様にお見舞い、そしてお悔やみ申し上げます。
ニュースの数字を見るたびに心が痛くなりますが
一方で、数十人単位の救助のニュースは本当に嬉しいニュースとしてホッといたします
交通手段が閉ざされた今、郡山をはじめ、被災地のみなさまの
一日でも早い 日常
が取り戻せるよう 心より応援申し上げます
と、同時に、できる協力はしていこうと、我が家でも節電ルールを決めた一日でした・・・
ちなみに、我が家はほとんど大したことありませんでしたが
とうとう、明日から停電となります・・・・
でも、その分、被災地の病院や公共機関に回していただくのですから 喜んで協力します
みっちゃん