2月16日 水曜日
ところどころ道端の隅に はきだめられた雪が残る道を帰りながら
世の中の多くの「雪」が、「太陽の熱」に 融けてしまっているなか
頑なに融けずに残っているその雪たちを見ていると
道路の粉塵をかぶり 表面は黒っぽく汚れ、空洞化しているところもあり
一見、汚い産物のようにみえるが、
たしかに真っ白で きれいなときがあったのだと思うと
なんだか、がんばって、生きているみたいに感じて
「がんばれ!」 と思う反面、 「そんなにがんばらなくてもいいんだよ」っともいいたくなり
ふっと、いろんな人が 一生懸命生きている・・・ そんな人生をみたような気がしました。。。
黒っぽく汚くなった雪を、「汚い」って思うことなく そんな風に温かく見守られたのも
きっと 彼らのお陰・・・・・
決して横並びな生き方をすることなく 他に迎合することなく
一見、我が人生を楽しんでいる・・・ でも、実はいつも
これでいいんだろうか いや、なんて俺ってバカなんだ
って 自分の行動を反省し
さまざまな辛いこと 、苦しいこと
、悲しいこと
を乗り越えて生きている・・・・
それでも、 そんなことなどに囚われることなく、
好きなことに 「人生かけられるんだよ、そのときには 」って 熱く語るその時の彼の目は
まるで優人が 「ママ~ 今日ね~・・・」 って、学校で嬉しいことがあったことを話すときのように
キラキラと と 輝いている・・・
聴いているほうも うんうん、それで って、
凄くワクワクするし 、 楽しくなるし
、 たくさんのエネルギーをもらう・・
きっと彼は 打ち込めることがあるからこそ、 いろんなことも乗り越えて
あんなにも 素晴らしい仕事ができるんだな~っと と 改めて思った
そして、どんなにべろべろに酔っ払っても愛する家族のもとへ帰っていく・・・
(お~い、かっちゃん、昨日は、ちゃんとおうちに帰りついたかな~
あ、そういえば、父も、「かっちゃん」である、今頃、思い出したが、
父も、どんなにべろべろに酔ってもうちに帰ってきていたな・・・・ ・・・・)
そしてまた、何事もなかったのように翌日が始まっていく・・・・
かっちゃんは かつて死の淵を彷徨い、幽体離脱まで経験した大怪我を乗り越え
愛する家族や素晴らしい友人、いろんな人たちと共に
そんな臨死体験をしたことなど微塵も感じさせない素晴らしい生き方をしている方
それでも、ホントは、今でも その時の脳挫傷の影響を残しながらも
今を、実に、楽しそうに生きている・・・・
そして 彼の創り出す素晴らしい提案には、 ホントにいつも脱帽・・・
凡人のみっちゃんには、到底考えることができない、っというか
そもそもみっちゃんには そんな「センス」がないのであるが・・・
そんな 素晴らしい仲間に出会い 、 支えられ
今の東京病院があるんだな~ って、 いろんな人の力の結集で
着々と素晴らしい病院へ進化していっているんだな~ って、改めて感謝・・・・・
「なんかさ~ 目標がないと、がんばれないんだよね~打ち込めないんだよね~・・・」
都大会の終わった後の部活に、
いつだったか忘れたが、絵玲奈がそう話しているときがあった・・・・
ふっと、彼のキラキラと輝く、優人のような目をみながら、
「彼の目標って、なんだろう・・・ そんなに打ち込める、その目標って なんなんだろう
」
目標か・・・ そう考えていたら
中野駅の近くで、 広島県生まれ 「さとうさおり」 っというミュージシャンと出遭った
自作のCDを1000枚うるぞ~と決心し、歯科衛生士の仕事もやめ 1000枚売り切ったらしい
そして、今、彼女は、世間はあまくない・・と実感しながらも
「今」しかできない その打ち込めること、そう、「唄う」ということに打ち込んでいる
「そんなんで飯くっていけないぞ・・・・」 といわんばかりに一瞥してすたすたと歩きすぎていく
組織の歯車と化したサラリーマンおじさんも、もちろんたくさんいた。
でも、 爽やかな等身大のその唄い続ける姿は
素直に、あ~がんばってるんだな~って 元気をもらう・・・・・
「熱中する体験」 学問的には フロー体験ともいうのだが、
そういう体験をすることは、その後の人生を左右するといわれている・・・
たしかに、 傍目からみれば、 路上で歌うたって、どうすんの? と思うかもしれないが
きっと彼女の人生には 素敵な未来が待っている・・・とそう願いながら
普段は目に留めない薄黒く汚くなった残雪に
生きている、生かされている感謝、生きたいと思うエネルギーとか いろんなことを感じながら
今日も いろんな人に あったかい をたくさんもらった一日に感謝・・・
みっちゃん