楽しかった長尾峠 | へいたんな道でうれしい(誰田無灯火)

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また見ることもない頂上が遠ざかる 漕いでも漕いでも青い山 ……

 仕事をあそぼう!日々是レジャーで活きましょう! モーレツじゃない、忙しいが口癖でないサラリーマンの日誌。

プチ夏休み最終日の今日、結局自転車に乗れず。

降るぞ、降るぞ、モノ凄い雨が降るぞと脅されていた今日、

午前中確かに雨がパラパラと来ていたが、

午後はぁやしぃ天気のまま結局降らず…惜しいことしたなぁ。

で、片付けな一日でした。


今日は、先日のたった片道7km弱のプチサイクリングの思い出話を聞いてください。


義理の両親・姉と一緒に合計7名での箱根の旅。

何処に行っても渋滞ですから、横浜から混んでいても2時間の箱根は

家族連れにはもってこいです。

特にココ20年で箱根はとっても洗練されて、いい観光地になりました。


もちろん、旧態依然とした観光地もあります。

箱根の関所、大涌谷は変わりません。

箱根の関所については、歴史学者、考古学者、民俗学者の協力が急務です。

あの展示、資料館はまずいでしょ!

大涌谷、あの臭さと温泉卵は別の意味で人気。

くっせ~ぞ~

旨いぞ~

と自国に帰った外国人観光客が分かりやすい日本自慢をするのでしょうか。

お約束観光地として定番化している模様です。


私が行った日、50%は中国人と韓国人をはじめとしたアジア系観光客。

10%は欧米系、のこりが日本人。

ただ硫黄臭い、黒たまごが5個500円、それだけの観光地なんですが…



話を戻しますと、義理の両親・姉は、孫たちに会いたいだけで、

私はどうでもいいのです。

が、かと言ってまったく居ないとヤバい。

自由時間は、早朝と夕食後のみです。

で、日の出から朝食の時間までが唯一のサイクリングタイムとなります。


ただ、寝不足で心臓に負荷をかけるのは怖いですね。

中年の運動時の心臓発作による死亡、かなり多いようですし、

どうも多くの事例では、寝不足が引き金になるようです。


「パパ、家族を離れつかの間の自由時間に心臓発作で死亡」


多くのお父さんに同情をしてもらえそうな新聞の見出しが頭に浮かびます。

6時間は寝ていないと…

ということで、5時起きなら23時就寝、4時起きなら22時就寝…厳しいですね。


8/7、なんとか5時半に起床できました。

そっと着替えて部屋を脱出、駐車場で自転車を組み立てますが、

少々時間がかかり出発出来たのは6時半を少々まわっていました。


仙石原をゆっくり走って、徐々に身体を馴らしていきますが、

なかなか調子が出ませんね。

ウオーミングアップなしで、いきなり延々と5%の上りは無理できません。

インナー/23T~25Tでダラダラとケイデンス65rpmくらいで138号線を西に。

平均時速12~13km/hでゆっくり登っていきます。

心拍数はイキナリは85%くらいでしたが、15分ぐらいで75%位に落ち着いて、

少々太ももが力んだサイクリングモードに。


途中、右手に金時トンネル(矢倉沢峠)~足柄古道に向かう小道が見えますが無視。

たぶん、


「パパ、つかの間の自由時間にサイクリングで遭難。脚がつって動けず。」


という見出しが家族新聞に踊るでしょう。


富士屋ホテル仙石ゴルフコースを超えたところで左に曲がって県道に入って長尾峠へ。

138号線は、交通量は多くないですが、道が狭いのに意外に飛ばすドライバーが多いので

少々気を使いますが、県道に入ったとたんそれは別世界。

クルマ?ほとんど来ません。

全く雑音はなく、風が葉を揺らす音と野鳥の歌声のみ。

眼下には、仙石原が一望、


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暑くなく、そして涼しすぎず、ほとんどずっと綺麗に5%の上り坂がたったの3km!

なんと美しい、楽しい、楽な峠なんでしょう。


均等な上り坂は、錯覚で平坦に見えます。でもこれは危険なサイン。

飛ばしても、意外にスピードが出ないので、自覚以上のパワーを使ってしまいます。


これは乗鞍の森林限界を越えたあたりで何度も学習しましたね。

上り坂で、あと少しとか、平坦で楽に見える場所が一番キツイんですよ。

これは、よく上り坂の頂上付近でもありますね。


頂上の平坦ぽい所を見た途端に脚が動かなくなるんですね。

ウンコがしたくなって、やっとトイレを見つけて、小部屋に入った途端…と同じですね。

もうすぐとか、楽が見える、終わりが見えると人間ダメになります。

気をつけましょう。


500mごとにポストがあります。

のこり1kmで、ダンシングを入れたら、あまりに軽すぎ。

とりあえずインナー17Tで進む…

あ!坂道が終わっちゃった。アタックかけるんじゃなかったよ


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景勝地での朝のサイクリンは最高ですね。

楽だったというのもありますが、なによりもこのコースはとても気持ちがイイですね。


女性が一人で…というのは少々怖いですが、

年齢差や能力差があっても楽しめる道、グループや家族でどうでしょう。


ふと右手を見ると長尾トンネル。


へいたんな道でうれしい(誰田無灯火)


トンネルを抜けると静岡県御殿場市。

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その左手は箱根スカイライン。

残念ながら自動車専用道路で自転車不可です。

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その右手には…おお~富士山!

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ここを下れば、東名御殿場IC方面。

足柄方面にも行ける、富士山方面にも行けるね。

でも、家族ともう会えなくなりそうな気がしてきたので戻ります。さよなら静岡県。


ただいま!神奈川県。

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帰りは当然下り坂。

路肩は高速自転車にはかなり危険。

だからといって車道の中央を走っているとクルマに煽られます。(制限速度守れよな!)

命あっての物種ですから、ココはゆっくり下っていきましょうね。

慌てなくても、10分、15分後には仙石原ですから。


なんと休憩を入れても50分で帰ってきちゃった。まだ7時半になっていない。

物足りない…くらいでいいのかな。

大浴場に行って、ゆっくり入浴。

泡風呂で身体を揉みほぐして、身体も心もとっても元気になりました。


走行距離 13km

登坂高度 300m

消費熱量 558kcalくらい

回転平均 62rpm






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