2021秋、AbemaTV六大学野球解説者名言集 | YELL Onlineβ

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テスト版です

前回、今季は生観戦を減らすと書きましたが、一つにはネット中継が充実しているから、ということもあります。

特にAbema解説が面白いので、現地にいても、ラジオのように聴いてしまいました。

家でじっくりAbemaのコメント面までチェックしつつ、さらにBIG6.TVとダブルで見たりしたら、充実度満点です。
BIG6.TVは、現地で実況していますし、記録や選手交替等の流れ、選手情報も充実しているので、スコアをつけたりする方には、こちらのほうがお勧めです。

Abemaは、お馴染み広澤克実さんに、加藤幹典さん、小林至さん、大引啓次さんに加え、秋からG.G.佐藤さんも加わりました。

オンデマンドではないので後から見直し出来ませんが、印象に残った言葉などは書き留めながら観ていました。

新参戦のG.G.氏は、軽妙な語り口で楽しかった。
学生時代のぶっちゃけ話(やっぱりそんなことだったか、と思いました)、お金の話などもろもろ。

広澤さんの発言は、ひょっとしたら明治ファン以外の人からすると、反発されるところもあるかも知れませんが、普段明治目線だけれど、ちゃんと他大学の選手に対する愛もあります。
ですが、明治愛が強いのは間違いないので、采配や起用に対して不満やもどかしさがあることを吐露していらっしゃいます。
時に審判に対する厳しい意見も。
また、野球の歴史等も含め野球の知識も豊富で、ヒロペディアと言われています。

そこで今更ですが、昨秋のAbema実況放送での、私の心に残った名言集を書きたいと思います。

まず名言の宝庫・広澤さん。

「福ちゃん、すごいのが行くぞ福ちゃん」
渡部遼人選手(慶應→オリックス)のプレーを観て、ポジションが脅かされそうな明治の後輩のオリックス・福田選手に。

「終わった」
早稲田1回戦、今井選手に逆転打を打たれ、明治の優勝はなくなった、という意味で(実際はまだ可能性はあったけれど)。
「終わった終わった」と連呼した後、早稲田の得点紺碧の「覇者覇者早稲田」のメロディーに合わせて「終わった終わった明治♪」と歌ってまでいました。

しかしまだ生き残り、優勝の可能性を残した立-明2回戦、
明治は勝たなければ優勝が消滅するという試合、1点を追う9回裏、二死2、3塁の場面で丸山選手に回った時、丸山選手に辛口だった広澤さん。丸山選手は打てないと見て、やはり「終わった」。
「今日の試合は立教大学の勝利……」とまで言った直後、丸山選手の中越え二塁打が飛び出しました。明治が逆転サヨナラ勝ち。
実況を担当していた足立アナ「広澤謝罪案件!」と叫びました。謝罪案件という言葉は、それまでの実況で出てきていたので、その流れで飛び出した言葉です。

「井戸を掘った人を忘れるな、という言葉がある」
これは神宮球場が建て替わるという話から、ヤクルト球団が多くのお金を出すと六大学野球の立ち位置がどうなるか、的な話から。

また、異様に早かった去年のドラフトについて
「選手がかわいそうだよね、リーグ戦に集中させてあげたい」というようなことも仰ってました。

ご自身もプロ、しかもヤクルトの出身でありながら、学生野球目線の発言をして下さっています。


他の人の言葉で印象的なのは、大引さんの言葉です。

法明2回戦、明治が勝てば優勝の可能性を残すところ、法政はとうに優勝争いから脱落していたけれど、三浦主将の11勝目がかかっていた試合。
こんな試合でした。

三浦が2失点で退いた直後法政が逆転して、三浦の勝利の可能性が生まれる。そして法政2点リードで迎えた9回裏、明治が意地を見せ1点差とし、なおも無死満塁の場面で法政は翌日先発見込みの山下輝を投入。野手も三浦の勝ちを守ろうと必死に守り二死となる。が、齊藤大のタイムリーエラーで同点となり、三浦の勝ちが消滅。明治も勝ち越せず、結局引き分け。明治の優勝も消滅した。

この試合の解説をしていた大引さんの言葉が、

 「誰も幸せにならない引き分け」
 
でした。


また、G.G.氏の自虐ネタを含むいろいろな言葉も楽しかったです。G.G.祭りとか。
もう一つ、確かG.G.氏の言葉だったと思いますが、大谷翔平選手のことを
「彼は人間じゃない。妖精です」と言っていたのも印象深いです。


加藤氏、小林氏も含め、皆さん興味深い話をしておられます。
皆さん六大学野球経験者ならではの視点&その後のキャリアなども生かしたそれぞれ特徴ある解説をされています。

実況のアナウンサーの方々も個性があって楽しいです。

今年の解説をどなたがやられるかわかりませんが、楽しみにしたいと思います!