秋季リーグ戦の運営方法が発表され、応援団(部)参加も決まりました。
前回書いた予想が当たり、観客上限5,000人で、応援団は外野席に。
このほうが、運営上も楽なのでしょうし、今季は仕方ありませんね。
一般客は外野(応援エリア)入場不可とのことですが、控え部員は? 広い外野席なのですから、外野で一緒に手拍子したり、メガホンを振ったり叩いたり、タオルを回したり、くらいはいいのではないでしょうか。
出来れば前に書いたように一般学生、特に1年生を1試合5人程度でもいいので呼んで欲しいですが……。
万一のことがあったら大変だし、難しいのでしょうね。
リモート応援とか、キャッチボールプロジェクトの代わりに一般学生の応援メッセージを映し出すとか、何とか一般学生が「参加」出来る企画を進めていただければいいのですが。
「100人までの制限あり、攻撃中もリーダー台上以外の団員はマスク着用、チアは踊るだけ、吹奏楽は専門家の意見を踏まえ最終決定」ということのようです。
クラシック音楽会でも、オーケストラの演奏時や声楽家の歌唱時の飛沫について科学的に検証し、その結果に基づいた距離を取って、演奏会、オペラ公演も始まっています。
オーケストラ、吹奏楽のそういったデータは既にあるのですから、ブラバンはそれらの検証結果を参考に距離を保てば、屋外だし、同じ方向を向くので問題ないでしょう。
チアは、スタンツ等は当面難しいでしょうけれど、距離をとって踊る分には問題ないでしょう。
踊る時、マスクは苦しいでしょうから、ゆったりと距離を取ることで、マスク無しで踊って欲しいですね。
科学的に検証して欲しいのは、声です。
「大声を出しての応援は禁止」と、春季リーグ戦中何度も聞いたアナウンスですが、「じゃあ、普通の声ならいいのか?」「ハミングならいいのか?」と、ずっと考えていました。
通常応援の際の、エール交換の際のリーダーの飛沫、「学生注目!」の際の飛沫、下級生リーダーがお客さんを誘導する時の飛沫、グラウンドに向かって叫ぶ時の飛沫……。どのくらい飛ぶのか調べて、配置を考えて欲しいですね。
春季は歌も原則禁止でしたが、マスクして普通の声で声援、もしくは歌を歌ったら、飛沫はどのくらい飛ぶのか。
そして100人くらいの人がマスクをして普通の声で歌ったり名前を呼んだりしたらどのくらいの音量になるのか。
そんなことも科学的に検証し、高校、大学、社会人を含む応援団体で共有し、今後の応援文化の継続・発展のために役立てて欲しいです。
従来の絶叫、大声による応援は今年はまだ無理でしょうが、外野席で充分にスペースを取り、応援団員(と控え部員?)のみ、距離を取って同方向を向いて、なら、マスクを取っても可能なはずです。室内でのオペラ公演が出来たのですから!
でも今年は、距離を取ってマスクをして、普通くらいの音量での声援、そして歌は最悪ハミングにするなどしてもいいので、声援、歌といった声出しもOKにして、できるだけ通常通りの応援に近づけて欲しいですね。
朝の連続テレビ小説「エール」では古関裕而、山田耕筰、古賀政男といった作曲家がモデルの登場人物が出てきます。
「紺碧の空」編で特に早慶戦が熱く描かれていましたが、東京六大学の応援歌には、他にもドラマの(モデルの)登場人物が作った曲はいろいろあります。明治だって校歌は山田耕筰先生、「紫紺の歌」は古賀政男、「紫紺の旗の下に」は古関裕而と三人の作った曲があるのです。それらが春に鳴り響くはずだったのです。
この秋こそ応援歌、応援曲が鳴り響く、いつもの東京六大学野球の応援風景が見られることを期待しています。
20年前のポスターです。
せめて応援歌は覚えて卒業して欲しい・・・・・・。