7年目の『 6月は八ヶ岳に登ろう』
2020年6月以来となる観音平から入山し、八ヶ岳連峰の最高峰・赤岳を目指すコースを選択
前回も書きましたが八ヶ岳山塊では最もタフなコースです
DAY1
4時30分 観音平を出発
駐車場はほぼでした
2020年より多くの登山者の姿を目にしました。
徐々に傾斜が増し、岩も出てきたあたり。
夏山登山が始まったという興奮も落ち着き、朝のひんやりした空気と人気(ひとけ)の無さが相まって気持ち好く歩きまし
小一時間ほどで雲海展望台
1分ほど進めば Mt.FUJI がキレイに見えるスポットですがこの日は雲の中でした。
見上げれば控えめながら八ヶ岳ブルー
巻き道との分岐(「押手川」という標識があります)から編笠山に進むとさらに傾斜がエグくなった
甲斐駒ヶ岳など南アルプスの山々が見えた
と思ったらハシゴが。
うっすらと富士山が
森林限界を超えてすっかり南アが見えるようになったら、
一気に登って
本日の第一峰は編笠山
標高はメートルです
ということで今年も無事に夏山をはじめられました
左: 山梨百名山の山頂標識
右: 三角点がありました
山頂からの眺め
左上: 待ってろ赤岳 阿弥陀岳(画像左端のピーク)
右上: 地蔵岳が見えているらしい(他パーティ曰く)
左下: 南アルプス方面
右下: 北八ヶ岳
編笠山山頂からこれから向かうピークと今夏歩きたいピークを眺めました
景色バッチリ でしたが先が長いので10分ほど滞在して青年小屋に向かいました。
……青年小屋までの下りがエグかった
足を滑らせてキュートなお尻をしこたま打ちつけました
高見石小屋ばりに岩から岩へ飛び移って下りました。
わかりづらいですがトレランの方がいますヨ
遠い飲み屋=青年小屋に到着。
いつか(秋にでも)泊まってみたい小屋のひとつです。
前回はこちらでスポドリを購入した記憶がありますが、今年は水場へ向かってみることに
乙女の水
……ギリギリ5分かな。
水を補充するついでに休憩させてもらった
さて登りの再開です
急登のせい まさかの熱中症
ギボシ手前でペースダウン&つらくなってきた
権現岳に登頂
休み休みになった。
今日は画像右の赤岳に登頂し、20分ほど下ったところにある天望荘に宿泊します。まだまだ遠いな
この時点では翌朝は4時30分スタートで画像左の権現岳を詰めて御小屋尾根を下る予定でした
3年ぶりのゲンジーバシゴ
60段あるらしいです。
ハシゴでは肥えてしまった身体(現在49kg目前です)と小屋泊のリュックをばんちょうのトリガラみたいな細腕だけで支えねばならず、二の腕がプルプルしました。
結果、ゲンジー梯子を下り切った時点で体力的にヤバかった
大休憩していたら雲がかかってきた
というのも7月の宿泊予約がこの日の10時00分~受付スタートだったので山行中でしたがリュックを下ろして40分くらいスマホを操作していました
おかげで7月の縦走の宿も確保できました
少し身体が冷えてしまったけれど驚くほど体力は回復していた
ということで前回よりスムーズに歩くことができました。
11時40分
ランチにしました
筆舌に絶えないトイレを借りて
いざ八ヶ岳の核心部へ
鋭い岩峰をヤリと呼びながら歩きました。
まだ標高2,700メートルの中岳の方が高い位置にあることを知る度に絶望的な気分を味わっていました
このハシゴから先が核心部だと思います
無事に通過してから行動食を食す。
北アルプスの名のある核心部ほどではありませんが、確かに何かあったら昇天してしまうなと思いました。
このハシゴが見えたらピークはすぐそこ
19時過ぎ
雲は厚いけれど印象的な夕陽が。
夕食後も寝ていたおかげ 回復傾向にあったので談話室で読書したり地図を眺めたりしましたが頭痛が残っていたので(普通に高山病の症状)浴びようと目論んでいたは諦めました
やつ(8)がだけ にかけて8度目の赤岳登頂を記念すべく楽しもうと考えていた天望荘ではほぼ寝ていました
21時過ぎ
大部屋でしたが目立ったイビキ野郎もおらず2、3度目を覚ましましたがそこそこ眠ることができました
DAY2
3時50分
起床
早い日は普段もこれくらいです。(オジイチャン化)
窓の外が明るくなり始めていたのでヘッドライト点けて支度を開始。
4時20分
小屋の電気が点いた
左: 権現岳
右: 横岳
あいにくの
予定していた権現岳に登って(朝陽を眺めて)御小屋尾根を歩く(白根山残を眺めながら)は、とうに諦めて笑 素直に下山することにしました。
奥秩父の山々を視界に捉えた
山座同定とはいきませんでしたが悪くないと思った景色。
※アプリによると甲武信ヶ岳や金峰山らしかった
赤岩の頭
お地蔵さんも濡れて、心なしか寒そう?
下山に地蔵尾根を選択。
降り続いていたので足元に注意して慎重に下りました。
前週は沢が増水して通行禁止だったはずなので何人か(人を選んで詳しそうな方)にこんな日の南沢の具合を伺ったところ無問題。とのことだったので地蔵尾根~南沢と最短コースで下山しました。
南八ヶ岳はコケWORLD
雨に濡れたホテイランがキレイでした
9時05分
美濃戸口の八ヶ岳山荘に到着、無事に下山してしまった
時間があったので八ヶ岳山荘の湯船に浸かるのもアリでしたが濡れた荷を片付けいたら「あっ」という間に40分くらい経っていたので素直に朝ビールしました
長袖系の準備が不足していた結果、6月だというのにあずさ号の車中でも新宿に着くまでダウンを着てたYO