【Tシャツ製作】 初めてのサンプルチェック
こんにちは! TokyoAirlinesです。
前回のブログで書いた通り本日開幕の南アフリカワールドカップでのサポートモデルとでも言うべき、Tシャツのサンプルが上がって来ました。
Tシャツ製作は初めての試みなので手探りで進めている不慣れな毎日です。
簡単にこれまでの製作過程を紹介してみます。
① 私たちがデザインコンセプトを文字レベルで決める
② コンセプトを表現するのに相応しいデザイナーを選択、デザインを依頼をする
③ デザイナーが、デザインプランを上げる
④ デザインプランをチェック→再オリエン
※Tシャツの核となるデザインを決める上で重要ポイントで何度もやり取りしました…ご苦労様でした。
⑤ デザイン決定
⑥ 生地選択
⑦ サンプルチェック
⑧ 納品
通常のアパレル作業はさておき、私たちはこんな製作過程を辿っている際中です。
全ての作業が大事なポイントですが、中でもサンプルチェックはミスの許されない作業です。
ミスの許されないというより、取り返しのつかない最後のチェックという表現が適切でしょうか。
『サンプル』というのは、製品と同じ生地に完成品と同じ全ての要素を網羅した試作品です。
プリントの色調や大きさ、質感等、確認してOKを出したら、それが製品になります。
「これで生産に入りますけどいいですか?」というファイナルアンサーを求められる場です。
ちなみに、この製作工程は通常は2ヶ月から3ヶ月を掛けて進めるのが一般的だそうです。
そして、私たちは関係各位の多大なサポートを仰ぎ、1ヶ月足らずで突っ走っています。
そんなこんなで、サンプルが上がって参りました!
デザイナーのKさんと共に都内某所でチェックしましたが、ちょっと感動しました。
プリントや生地の選択など制作面は大手アパレル企業のTシャツ等を手掛けるNさんが担当。
Nさんにはスケジュールでかなりの無理をお願いしています。
今回も工場から直行で持って来てくれました。ありがとうございました。
全体的には予想以上に素晴らしい仕上がりでした。ただ、一点だけ修正点が出てしまいました…。
それは日の丸をイメージしたTokyoのOの字の赤が若干オレンジっぽくなっている点です。
「見逃して欲しい」と言わんばかりのNさんの切実な視線を振り切って、修正を入れてしまいました。
デザイナーKさんと「ま、いいんじゃないか」「いや、こだわらないと」と考えを巡らせました。
というのも、このタイミングで修正を入れる事は11日の開幕戦に間に合わなくなるからです。
ただし「日の丸の赤は日本人としてはこだわるべきだ」と苦渋の決断を致しました。
実はこのTシャツ、一般販売は全く考えていませんでした。
南アフリカへ渡航する日本人の現地でのコミュニケーションツールになって欲しいという願いを込めて製作していました。
ところが、前回のブログでデザインを発表してから「どこで買えますか?」などの問い合わせが相次いでいます。
残念ながら、どこで販売できるのか等全く目途が立っていません。
というか、どうやって売り出せばいいのか…。
あまりの反応と反響の大きさに戸惑っています。
今更ながら、ITのチカラを身を持って体感している次第です。
いずれにしても、もう一度、サンプルチェックをしてから生産開始になりますが、多くの人達に着用してもらうことは私たちにとって嬉しい限りです。
販路は急ピッチで整備したいと思います。
というわけで色調の再確認、販路の整備という予期せぬ作業が発生。
14日のカメルーン戦は現地観戦の予定でしたが、泣く泣く断念します…。