前回は平成9年まで書きましたので、その続きになります。

 

平成10年に私は初めてパソコンを買いました。

 

いろんなホームページがあって、女装子さんのホームページも少しありましたね。

 

接続速度が異常に遅いパソコンで、そういうものを毎日のように見ていました。

 

家に居ながらにして、美しい女装子さんの姿を見れるのは画期的でしたね。

 

平成12年に地方から東京に転勤となり、実家に戻ることになったため、女装用品のほとんどを処分しました。

 

とにかくものすごい量のゴミになって、収集日ではない夜中に出しに行ったら、近所の人に注意されました(笑)

 

実家に戻ったものの、やはり一人暮らしがしたくなり、夏ごろには自分でアパートを借りました。

 

再度の一人暮らしで、そこからまた女装用品の増殖が加速。

 

インターネットにホームページのある新しいサロンができたのも、確かその頃ですね。

 

今も横浜にある2軒のサロンでした。

 

大変身した女装子さんの写真が並んでいて、ずっと食い入るように見ていましたね。

 

そのうち、アルテミスはインターネット上で空き状況が確認でき、予約もすることができました。

 

サロンに電話するというのが怖かった私は、まずアルテミスに予約を入れてみました。

 

サロンから予約確認の電話がかかってくるんですけど、仕事の打ち合わせ中に「めぐみさんですか?」とかかってきたりして焦りましたね(笑)

 

初回は横浜駅前で待ち合わせ、サロンのスタッフさんに迎えに来てもらいました。

 

予約時間が少し余ったため、「何したいですか?」と聞かれて、「外出ってしてみたんですよ。」と答えたんです。

 

「初回は本当はダメだけど、特別に行きましょうか!」ということになって、出かけることになったんです。

 

スタッフさんと向かったのは、夜の横浜駅前。

 

もう顔から火が出るくらい緊張しましたしたけど、帰りには心地よくなって、高台の階段をヒールで歩く靴音が今でも耳に残っています。

 

アルテミスは外出もさせてくれる画期的なサロンで、以降は何度もオーナーの楓さんと外出をしました。

 

横浜周辺に車で連れて行ってもらって、散歩をしたのはいい思い出です。

 

アルテミスは、普通のオフィスビルなので、日曜日は入口に鍵がかかって、下から電話してあけてもらうんです。

 

ある日、日曜日に行った時、横浜に着いて携帯を見ると、電源が入らない・・・・・

 

携帯電話が故障してどうにもならず、公衆電話からNTTの電話番号案内に問い合わせるも、アルテミスは登録されておらず。

 

携帯電話ショップも近くになくて、もう駄目だと思ってサロンのビルの前でじっと待っていたんです。

 

そうしたら、ビルから出てくる人がいて、何とかビルに入ることに成功しました。

 

予約から1時間遅れで、サロンの方は慌てていましたけど、担当の碧さんは残った時間は少ないのに、猛スピードでウェディングドレスを着させてくれました。

 

その後、インターネットで目を奪われたのは、四谷にできたアールズですね。

 

かなり派手目な変身ができるのが特徴で、毎回キャバ嬢変身とかを楽しんでいました。

 

店は新宿二丁目に移り、その後新宿一丁目に移ったのですが、その間も何度も通っていましたね。

 

オーナーの麗子さんはいくらでも派手にさせてくれるし、その無茶ぶりが面白かったです(笑)

 

平成17年に結婚をして、妻と同居することとなったため、女装用品は泣く泣く全部処分しました。

 

でも、女装したい気持ちは高まるばかりで、嘘をついてたびたび出かけていました・・・・・

 

最初は下着などを買っては捨ての繰り返しだったんですけど、それではもったいないのでエリザベスにロッカーを借りたんです。

 

それまでエリザベスにはあまり行っていなかったんですが、それを機に再び行くようになりました。

 

またもや制服などを買い始め、ロッカーはパンパンになりましたね(笑)

 

私の女装歴は、女装用品を買っては捨て買っては捨ての繰り返しでした。

 

いったいどれだけお金を使ったのだろうと考えると、怖くてできません・・・・・・

 

結婚後はサロン中心の女装になったため、なおさら出費はかさみましたけど、自分の楽しみのためには仕方なかったですね。

 

そして、平成26年に何となくブログを書いてみようと思い立ち、現在に至ります。

 

私の人生の中で女装はいつも蓋をした存在でしたけど、振り返ってみるといかに女装に心血を注ぎこんできたか改めて気が付きます。

 

女装するたびに、こんなことをいつまでしているのかと悩んでしまいましたけど、押しつぶされそうなストレスを女装で癒していたのも事実。

 

自分の女装が真っ当なことではないという意識がある一方で、女装に救われてきたということもできます。

 

そして、今、いろんな事情からあまり女装はできなくなって、私の女装も終焉に向かいつつあるのかもしれません。

 

そんな私が女装に燃えていた期間は、平成の時代とぴったり重なり合います。

 

そういう意味でも一つの時代が終わるような、感慨深いものがありますね。

 

 

 

 

 

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