鏡は今の自分をそのまま映し出します。
素顔を見るのも鏡、メイクするときも鏡、女装したあとも鏡を見ますね。
女装サロンでの変身は鏡の前から始まります。
鏡の前で椅子に座り、手際よく進んでいくメイク。
目をつぶっているのでわからない部分もありますが、随分といろんな工程があります。
普通の女性なら、あそこまで細かい工程は経ないでしょう。
男性から女性になるには、メイクにもテクニックが必要なんですよね。
目を開くたびに、顔が少しずつ変わっていきます。
メイクによって、眉がきりりとし、目や唇が大きくはっきりとしていく。
鏡を見ていると、メイクの力ってすごいなと感心させられます。
メイクが終了した時点では、まだ女性には見えません。
髪型が男の短髪だと、なんだかオカマさんみたいなんですよね。
そして、その後にウィッグを被ります。
そうすると、どうでしょう、鏡に写った自分は女性になっている!
鏡をじっと見つめてしまいますよね。
さっきまで普通の男だった自分が、女性になっている。
鏡の中の女性は、右を向けば右を向くし、左を向けば左を向く。
自分の意のままに動く女性になっている!
「魔法の鏡」ですよね。
サロンには全身を映す鏡もあって、上から下まで変身した姿も映し出せます。
ああ、目の前にいるのはもう一人の自分だあ。
なんか嬉しさがこみ上げてきませんか。
やっぱり、鏡をじっと見てしまいますよね。
ないようで実際にある「魔法の鏡」。
そんな鏡を持っている人は、魔法にかけられる時間を持っている人です。
たとえ魔法でも、そんな素敵な時間を持てることは、人生の中に潤いが出てきます。
それが、自分だけの秘密であっても、ね。
↓魔法にかけられた方ばかりですよ!