朝早く目が覚めました。
私の横で、妻は毛布を剥いでいびきをかきながら寝ています。
その隣で、妻に寄り添うように猫が丸くなって寝ています。
まさに「川の字」。
日常ありふれた光景だけど、何となく笑ってしまう光景。
これが本当の「幸せ」なのかもしれません。
本当の幸せは大きな幸せではなく、日常何事もなく流れていく中にあるような気もします。
最近、以前ほど妻が私の行動に疑いの目を持たなくなりました。
もちろん、行動は逐一詮索されるのですけど、大概は納得してくれます。
私が嘘をつかなくなったからですね。
女装をしなくなったから、妻に伝えることに嘘が無くなり、根掘り葉掘り聞かれても具体的に答えられるからです。
私の女装と引き換えに、妻は安堵する。
これは家庭円満になってきたと言えるのでしょう。
今、女装をしているみなさまも、たいてい奥様には女装のことは内緒にしているはずです。
だから、女装している時間は、何か別の予定を奥様に伝えてますよね。
でも、みなさまのブログを見ていると、時々何かの拍子に女装がバレそうになり、ひやりとした経験が結構あるようです。
放任主義の奥様ならあまり気にしないのでしょうが、普通の奥様なら急に疑い始めるかもしれません。
女装がバレて離婚に発展するケースはよく聞きます。
普段ちゃんと仕事をしているし、お金は家庭に入れているし、時々家族サービスもしているし、女装くらいいいじゃん!
そう思いたくもなりますよね。
でも、奥様にとってはそうではないようです。
離婚に発展するということは、浮気と同じくらい嫌なものであると。
「女装なんて気持ち悪い」とか「世間に知られたらみっともない」というのが、嫌な理由のようです。
結婚したということは、妻への永遠の愛を誓うものだから、浮気は裏切りかもしれません。
女装は法律違反でもないし、男性を好きになったわけでもないし、変わらずに妻を愛しているから妻を裏切ってはいない。
しかし、奥様はそうは捉えず、この上もなく嫌なことのようです。
その心理というのは、私も実ははっきりとはわかりません。
たぶん、妻の立場になってみないとわからないですね。
私も、自分の女装がマークされるようになってから、リスクを負ってまで女装する気がだんだん失せてしまいました。
けれど、ときどきあの感覚が懐かしくなります。
ストレスが溜まった時は、大変身してみるのもいいだろうなあと。
女装のことを隠し、墓場まで持っていくこと。
それは、死ぬまで嘘を引きづり、緊張感をもって過ごしていくことなのかもしれません。
そう考えると、なんかやるせないですね・・・・・・
でも、そうは言っても、女装って楽しいんですよね(笑)