「セーラー服を脱がさないで」ってわかる人にはわかりますよね。

 

1980年代半ばを熱狂させたおニャン子クラブですよ。

 

当時の歌としては、タイトルが鮮烈でした。

 

私も当時は男子校の高校生。

 

男子校で鬱屈した日々を過ごしていた男子生徒たちは、セーラー服を脱がして、女子高生の裸を見てみたい!って思っていたはずなんです。

 

でも、私は「脱がせるよりも着てみたい」。

 

まあ、脱いでもらわなければ着れないんですけど、脱がせる勇気はなかったわけで(笑)

 

男兄弟の私は、女子制服を着るという手段がなかったんです。

 

当時はまだブルセラショップが出てくる前のこと。

 

何とかして制服を手に入れたいけど、どうにもならない。

 

女子校の通学路に落ちていないかなとか、卒業シーズンにゴミ置き場に捨てられていないかなとか、本当に考えましたよ。

 

でも、何で制服に憧れる人が多いんですかね。

 

まず、女子に対する性を意識しだすのが、ちょうど中学生くらいの時ですよね。

 

その時に、女子がそろって着ているのが学校の制服。

 

可愛い子も、スタイルのいい子もみんな同じ制服を着せられている。

 

そう、着せられていて、個性を潰して統一されているのです。

 

だから、性対象の女子=制服を着た女子だったのでしょう。

 

それが、おじさんになるまで脈々と記憶の中に刻まれているわけです。

 

だから、おじさんになっても、制服の女子高生に痴漢をしたり盗撮したり、はたまた女子高生と援助交際したり。

 

エロビデオやエロ雑誌にはかなりの確率で制服を着た子が出てきます。

 

普通なら制服を着た女子にいやらしいことをしてみたいと考えるのですが、私はその制服を「着てみたい」。

 

あの子もこの子も着ている制服の感覚を味わってみたい。

 

なぜかそういう方面に行ってしまったんですね。

 

でも、着る手段がなくて悶え苦しんでいた頃、見つけたのが女装サロンの草分けのエリザベスを紹介した雑誌記事。

 

ここに行けば、憧れの制服を着れるはず!と飛び込んでしまったのが、まだ10代の時。

 

あとで聞いた話だと、未成年は入場禁止だったらしいです(笑)

 

セーラー服に袖を通した時、ああ、こういう構造だったのかというのが初めてわかりました。

 

やたらとボタンやファスナーが多くて、面倒な服なんですよね(笑)

 

あの時はやっと夢が叶ったと感動しました。

 

上から下まで完全女装したのも初めてでした。

 

下手すると変な方向に行ってしまいそうだった欲望が、エリザベスで救われたわけです。

 

その少しあとに、ブルセラショップが出始めて、通学路でよく見かけていた女子校の本物の制服などが手に入りました。

 

なんか変ですけど、「やっと女子高生になれた・・・」という気分でした。

 

でも、制服女装って実は難しいんです。

 

女子高生ってメイクをしないか、していても濃くはないですよね。

 

女装するからには、濃いメイクになってしまう。

 

あからさまな派手なメイクじゃ、女子高生らしくならないんです。

 

まあ、昔はスケバンのような派手メイクもあって、そんなメイクもよくやりましたけどね(笑)

 

エリザベスは濃いメイクで、当時からつけまつげありの真っ赤な口紅でした。

 

今のサロンだと、濃いメイクだけどナチュラルに見える手法があります。

 

写真撮影も工夫すれば、女子高生らしく見せることもできるようになりました。

 

その辺はプロにやってもらわないと難しいのです。

 

今は、ネットで簡単に制服が手に入りますね。

 

本物の女子高生の制服も、ネットで手に入ります。

 

ああ、こんな時代がもっと早く来ていれば・・・・

 

でも、あの頃、制服欲しさに犯罪行為に目覚めなくてよかったと思う今日この頃です。

 

 

 

 

 

↓おじさんだって制服を着ちゃえ!

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