先日、物が増えすぎてしまったので、引き出しや押入れの片づけをしていました。

 

引き出しの奥をごそごそやっていると、すっかり忘れていたものが出てきました。

 

女装サロンで撮った画像のCDを引き出しの奥に隠していたのです。

 

そして、昔の手帳も10年分くらい出てきました。

 

手帳を開いてみると、びっしりと予定が書きこんであります。

 

忘れていたけれど、手帳の予定表を見ると、そのひとつひとつの場面が思い出されました。

 

結構、忙しく頑張っていたんですね・・・・・・

 

2011年の手帳を開けると、後ろの方にはサロンの住所やサロンに借りたロッカーのカギ番号が書いてあります。

 

そして、その片隅に「自分にとって何が重要なのか」と書いてありました。

 

2011年は、特に大変な職場で働いていた時期であり、上司のパワハラや顧客のトラブルで苦しんでしました。

 

その逃げ場として、時間を見つけてはサロンに通い、再びJK制服を買い出して、隠しておくためにサロンのロッカーを借りたのです。

 

妻に嘘をついてサロンに通い続け、さずがにまずいと思ったのでしょう。

 

「自分にとって何が重要なのか」とは、妻のことです。

 

いくらストレス解消とはいえ、もうサロン通いが止めた方がいいのではないかと自問自答していたのです。

 

画像CDも再生してみましたが、あっと思うものが出てきました。

 

それは、2013年5月の日付になっています。

 

当時、女装のことは妻にバレていましたが、サロンにはもう通っていないことにしていました。

 

しかし、嘘をつき続けているために、さすがに妻も私の行動を不審に思うようになったのです。

 

ある日、私は妻の公認をもらえば、堂々とサロンに行けると思ったのです。

 

それで、予約していた新宿のサロンに行く日に、妻に電話を掛けました。

 

「今日、新宿にある女装の店に行ってみてもいいかな?」

 

「・・・・・・・・まあ、いいけど」

 

「じゃあ、終わった後、新宿で食事でもしない?」

 

そう言って、妻を呼び出したのです。

 

サロンでひとしきり楽しんだ後、伊勢丹の前で待つ妻のもとへ急ぎました。

 

とりあえず、喫茶店に入ったのですが、こちらも何を話していいのかわかりません。

 

すると、妻が話し始めました。

 

「やっぱり、女装が好きなのね。私、認めたわけじゃないよ。私をここに呼びだしてどうしようっていうの?これは自分一人で楽しむものじゃないの?」

 

私は言葉が出てきませんでした。

 

そして、コーヒーを飲んだだけで、気まずいまま家に帰りました。

 

家に帰って、一応妻に写真を見るかと聞くと、「見る」と言います。

 

そして、見せたのが次の写真です。

 

 

 

この時は、ちょっと怖いイメージで写真を撮ったのです。

 

これを見た妻は、「ふ~ん・・・・」と言っただけでした。

 

私もこれで懲りたつもりでしたが、その後もまた、ストレスが溜まるたびにサロン通いを続けました。

 

2016年、ブロ友さんたちと女子会をやった日、私は朝まで遊びました。

 

妻には、会社の同期たちと徹夜でカラオケをすると言って。

 

その日、サロンで着替えた時に、ワイシャツの襟にファンデーションがついてしまいました。

 

サロンの店長さんにも手伝ってもらい落としましたが、完全には落ちなかったのです。

 

家に帰って、それが妻にバレました。

 

その日には妻は何も言いませんでしたが、あとで妻には泣かれました。

 

その少しあとに、いろいろあって会社を辞めたのを機に、女装を中断することになったのです。

 

何冊もの手帳を見ると、いろんなことが蘇ってきます。

 

仕事のストレスの逃げ場としていた女装。

 

私にとっては仕方のないものでしたが、反面、妻からの信頼を失うものにもなってしまいました。

 

今も時々、サロンに行く夢を見ます。

 

やっぱり、本当は好きなんでしょうね。

 

でも、今はリスクが大きくなりすぎてしまいました。

 

さて、どうしようかと思いながら過ごす日々です。

 

 

 

 

 

 

↓でも、女装は楽しいですよ!

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