日常生活って、毎日、毎日同じようなことの繰り返しですね。
朝、同じ時間に起きて、満員電車に乗って、黙々と仕事をこなして、いつも同じような昼食を食べ、また黙々と仕事をこなして、満員電車に揺られて家路につく。
なんか、つまらないなと思ってしまったりします。
でも、何事もなく一日が終わるって、本当は幸せなことなんですよね。
日常でトラブルが起こるのは、やっぱり困るんです。
だから、何事もないのが一番の幸せと思うことにしています。
日常生活が平凡だから、非日常の世界はわくわくしたりします。
私の場合、女装って普段はできないから、非日常の世界です。
だから、その時が来ると、わくわくドキドキします。
毎日女装していたら、たぶんこのわくわく感は薄らぐでしょうね。
たまにしかできないから、その分楽しめるところがあるんです。
ところで、女装して、日常の世界に飛び込んでみたらどうなるでしょう。
例えば、女装して飲み屋で酒を飲んでみるとか、女装して街を歩いてみるとか。
それから、家族が出かけた隙に、家で女装してみるとか。
普段の平凡な日常が、ドキドキする非日常に変わるんだと思います。
私も、女装での外出って、サロンの付き添いで何度かしたことがあったんですけど、自由な外出はしたことがありませんでした。
以前、女装して外で酒を飲むのが夢だと、るみさんに言ったら、早速連れ出されました。
半ば強引に?(笑)
でも、普段のサラリーマンモードで飲む酒より、何倍も楽しかったですよ。
酔っても足を開かずおしとやかにしていなければならないし、グラスにつく口紅の跡、グラスを持った手にはマニキュア。
箸を伸ばしてつまみを取ろうとすると、長い髪の毛が前に垂れるし、前のめりになったりすると胸が邪魔だったりします。
これは男性でいるときには、絶対にわからないことです。
時々、まわりの席からの視線を感じることがありますが、酔ってくると、「美しい私をもっと見て!」というように大胆な気持ちになったりします。
街を歩くと、内股で歩くときの感覚や、ヒールのコツコツという音に感動したり。
ハイヒールを履いて歩くと、目線が高くなる分、普段と視界が違うんです。
いつも何気なく歩いているような道でも、楽しい気分になります。
家でもそうですね。
いつも座る椅子に、ミニスカートで腰かけてみる。
ああ、全然感触が違う!って感じます。
女装によって、日常の世界が非日常へ。
なんか、そういう楽しみ方も面白いと思うんですね。
↓女装で会社に行く勇気はない・・・・