来週の木曜日から再び働くこととなりました。

 

病気になって会社を辞めてから、季節が一巡してしまいました。

 

暑い夏を過ぎて、寒い冬をやり過ごし、その中で懸命に病気と闘って、再就職活動で苦戦してきました。

 

そして、再び迎えた春。

 

誰にでも、等しく春はやってくるのですね。

 

街を歩いていて、早咲きの桜を見つけたりすると、見入ってしまったりします。

 

桜を愛でる余裕が出てきたのかもしれません。

 

ところで、最近、自分で書いた昔のブログを読み返してみたりしています。

 

ああ、あの時はこんな心境だったのかとか、時間がない中で頭をひねって記事を書いていたなあなんて思ったりします。

 

ブログの中では、女装者を持つ家族の葛藤や、もしかしたらタブー視されているのかもしれないということも書いてみました。

 

みなさん、いろんな境遇の中で生きていますが、共感してくれた方が多かったのは、心強かったです。

 

時折、私のブログを見て、今まで勇気がなかったけど、女装にチャレンジしてみたという方のコメントやメッセージをいただきます。

 

これはとても嬉しいですね。

 

サロンはプロが対応してくれますから、私のようなくたびれたおっさんでもそれなりになれるのです。

 

私は名もなき中年の男。

 

雑踏の中では、誰も私のことなんか知りません。

 

今まで、何とかして自分を良く見せようと背伸びして生きてきましたが、やっぱりそれは難しくて、理想の自分と現実の自分とのギャップに苦しみました。

 

それでも、何とか頑張ろうとしたこととの引き換えに、メンタルの病気になったのです。

 

女装の関して、ブログを書こうと思ったのも、現実の自分を見つめなければこの先続かないと思ったからですね。

 

もう、この年になれば、嫌いな自分も含めて「自分」だと思うしかないのです。

 

それが、自分らしく生きて行く第一歩だと感じています。

 

自分は仕事もいまいちな三流のサラリーマンだし、家族に忌み嫌われる変な趣味も止められないけど、それでもいいじゃん!

 

そんな感じですかね。

 

最後に、最近よく聞いている曲を記します。

 

名もなき私でも、私がいることを喜ぶ人がどこかにいてほしい。

 

そんなことを思います。

 

 

「命の別名」  中島みゆき

 

知らない言葉を覚えるたびに 僕らは大人に近くなる

けれど最後まで覚えられない 言葉もきっとある

何かの足しにもなれずに生きて 何にもなれずに消えてゆく

僕がいることを喜ぶ人がどこかにいてほしい

石よ樹よ水よ ささやかな者たちよ僕と生きてくれ

くり返す哀しみを照らす灯をかざせ

君にも僕にもすべての人にも

命につく名前を「心」と呼ぶ

名もなき君にも 名もなき僕にも

 

 

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