屋根裏部屋の楽屋のようなところで、化粧が始まりました。


ゆかたをはだけて、頭にはナイトキャップのようなものを装着します。


おしろいは薄めですが、顔全体と首や背中に塗っていきます。


目の周りを紅で染め、眉、目張りを描き、口紅をさして完成です。


化粧時間は短時間でした。


そして、衣裳部屋へ。


衣装は本格的です。


幾重にも着物を重ね、帯は前で結びます。


最後に大きなかつらをかぶって完成。


かつらも本物です。


しばらくの間、連れの化粧と衣装着付が終わるのを待ちます。


2人そろったところで、今度は撮影部屋に移動です。


写真屋の方が来ており、私たちを撮影してくれます。


花魁女装子と花魁女子の競演です。


こんな豪華な花魁になれて幸せなのですが、撮影すると終了となります。


この格好でしばらく酒でも飲みたい気分なのですが。


楽屋に戻る途中、団体さんが宴会しているのが見えました。


派手な化粧と着物やドレスで着飾った方々が、畳の宴会場で飲んだり食べたり。


カラオケに興じる人もいます。


ああ、今度は団体で来て、女装で宴会がしたいなあ、なんて思いました。


衣装やかつらを脱いで、化粧はどこで落とすのかと聞くと、風呂場とのこと。


風呂場に行くと化粧落としがあるわけでもなく、石鹸でひたすら落としました・・・・。


女装して、酒を飲んで、温泉に入ってと、三拍子そろった旅館。


こんなところ、なかなかないですよね。





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