一人暮らしをしていたころの話です。


朝起きると、なんかもやもやする。


このもやもやはなんだろう。


そうだ女装だ。女装しなくては。


といっても、仕事に行くのに家を出るまで30分ほどしかありません。


その間に身支度もしなくてはならないのです。


とりあえず、押し入れから段ボールを取り出し、その中に入っているブレザー制服を取り出します。


お着替えのプロセスを飛ばすのは嫌なので、下着からつけてブラウス、リボン、スカート、ベスト、ブレザー、靴下を身に着けていきます。


女子高生完成!


しばらくこのままいたいなあ、と思って時計を見ると15分経過。


慌てて脱いで、たたんで段ボール箱にしまいます。


そこから顔を洗って、ひげ剃って、スーツに着替えて、カバンを持って、家を飛び出しました。


時計を見ると、いつもの時間にぎりぎり間に合ってます。


我ながらよくできたと思います。


しかし駅に向かう道で不安が。


ネクタイ、もしかして女子高のリボンじゃ・・・・(触ってみて)よかった、違う。


ワイシャツ、もしかしてブラウスじゃ・・・・・いや違う違う。


パンツ、もしかして女性用ショーツじゃ・・・・・たぶん違う。


朝のもやもやは解消されたとはいえ、不安のもやもやが襲って来るのでした。





↓ゆっくり女装しなきゃ

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