サロンに行くには、妻が外出している時を狙うしかないんです。


でも、今週の成人の日は家でごろごろ。


出かける様子はありません。


窓の外を見ると、晴れ着の女性が歩いている。


そうだ、今日はエリザベスの振袖フェアの最終日だ。


私もあんな風に振袖を着て、成人式に行きたい。


でも、この状態じゃ無理のようです。


そこで、イチかバチか行動に出ました。


妻に、「ごちそうするから食事に行かない?」と誘いました。


おいしいものには目のない妻です。


「じゃあ、行こう」ということになりました。


都心のレストランで食事をし、まったりしていると、妻が「ちょっと行ってみたいところがあるんだけど来る?」と。


そこで、すかさず私も「オレも行ってみたいところがあるんだよね・・・」


「行ってみたいところって、もしかして?この前行ったばっかりじゃないの?またなの?」


「いや、1か月くらいまえだよ・・・。ちょっと覗きにいってくるだけなんだけど。」


「まったくもう。私、認めたわけじゃないよ。行きたければ行って来れば?」


「はい、そうします!」


というわけで、亭主関白の我が家では夫の意見が通るわけであります。


そして、行きましたエリザベス。


振袖が着れて幸せいっぱいです。


嬉しくて長居していたら、時計は夜8時。


まずい、ちょっと覗きにいくだけだったのに。


帰ったら、妻が口をきいてくれないのでした・・・・・。






↓家族愛、女装愛。

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