明日は成人の日ですね。


今では四十路を突き進む私ですが、私にも二十歳の頃がありました。


二十歳といえば、浪人の末、何とか大学に入れた頃。


勉学に励むはずが、授業そっちのけで遊びまわったり、飲み明かしたりしていました。


少し遅いですが、初めて女性と付き合ったのもこの頃。


国内や海外を旅してまわって、世界の広さを肌で感じたのもこの頃。


世の中はバブル景気に踊っていました。


有名企業に就職していく先輩たちを見て、自分の将来も安泰だと思っていました。


でも、二十歳を過ぎた頃、バブルがはじけてしまって、 景気は暗転。


就職も買い手市場になり、ずいぶんと苦労する羽目になりました。


女装でいうと、女装サロンの存在を知って、たまにサロンに行ってみるようになったのがこの頃。


本格的な女装がプロの手によってできるということは、自分にとって画期的なことでした。


ベテラン女装者の先輩方ばかりで、これは自分の来るようなところではないと思いつつ、でも、また行ってしまうのでした。


ブルセラショップの走りの店ができたのもこの頃。


それまで、喉から手が出るほど制服が欲しかったので、この店の出現は嬉しかった。


時々行ってみて、気に入った制服を買っては、自宅に隠し持っていました。


ようやく、自分のやりたかった女装ができたのが、この頃なのです。


二十歳の頃はそんな風に、今まで知らなかった社会を一気に知った頃でした。


今のように、毎日同じような生活を繰り返していると、時の経つのが実に速く感じます。


あの頃は、毎日いろいろな発見、出会いがあり、新鮮な日々でした。


そういう意味で、戻れるとしたら二十歳の頃に戻りたいですね。




↓成人式は振袖を着たかった

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