私の出た中学校の女子の制服は、ブレザーでした。

高校は男子校だったので、当然女子はいません。


時々考えるんです。

なぜ、女子の制服を想うとき、まず最初にセーラー服を考えてしまうのか。


女装のブログを書かれている方々の記事を見ても、まず制服というとセーラー服なんですよね。

女装以外でもエロ本の類いで、制服といえばセーラー服が多い。


でも、出身校の女子の制服がセーラー服ではなかったという方、結構多いのではないですか?


その昔、女子の制服といえば、セーラー服が主流でした。

でも、セーラー服って、デザインはいいんですが、着脱がしづらいんですよね。


活発な学生は汗をかいたり、熱を発します。

その場合、上着は体温の変化に合わせて着脱すべきなんですが、セーラー服の場合は暑いからといって、脱ぐわけにもいかないんですね。

だから、セーラー服は相当蒸れるはずなんです。

中がジャンパースカートだったら、なおさらです。


あと、毎日着るのに、地肌に触れる部分が多い。

これは清潔感の点からいえば、マイナスになると思います。


また、セーラー服は着るのに留めるボタン(スナップ)が異常に多いですよね。

私は、初めてセーラー服を身につけたのはサロンなのですが、それまでセーラー服の構造は謎でした。

着てみて、なんて面倒な服なんだと思ったのです。

これは学生服には向いていないのではないかというのが、第一印象でした。


そういう点から、セーラー服は衰退し、ブレザー制服が増えていったのだと思います。

詳しいデータはありませんが、女子制服に占めるセーラー服の割合は相当低くなっていると思います。


それなのに、なぜセーラー服なのか?


もしかして、そのイメージを支えているのは、私のような中年男性なのでしょうか。

我々の頃は、まだ制服の中に占めるセーラー服の割合が高かった。

セーラー服はブレザーよりも可愛かったですから、セーラー服の学校に憧れていましたし。

そのイメージを持った男性が、いまだ多いということなのでしょうか。


もしかしたら、若い女装子さんはセーラー服なんか見向きもしないかもしれない。

制服といえば、ブレザーにミニのチェック柄スカートだよ、と言うかもしれません。


そう考えると、セーラー服は「中年男性」のもの、ということになるのでしょうか。

だとすると、近い将来、女装界からもエロ本からもセーラー服は消え去りますね。

本当にそうなると、残念な話ですが。



↓イメージの世界の中年

(この写真を使うとギャグになってしまうんだなあ)


↓セーラー服よ、永遠に。

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