椿姫彩菜さんの著書で「わたし、男子校出身です」というのがありましたが、私も男子校出身です。
だから何なんだ！と言われそうですが、男子校ならではの行事について書きます。
男子校にもあるんです、ミスコンが。
何で男子校なのにミスコン？と言われそうですが、そうです、女装コンテストです。
文化祭の行事で、各学年から選りすぐりの女装者が出場します。
一応、美しさ、かわいさを競うので、まともな女装なのですが、どうにもならない奴もいます。
でも、中にはこいつ、そっちの才能あるんじゃないかと思うような美女もいるのです。
やっぱり女装は若さだっていうのはありますね。
まだ大人になり切れていない男子は、女装映えするんです。
憧れていたのは彼らが着ている服ですね。
友人の女子高生たちが提供してくれるんですが、女子高生が着た服を着れるというのが羨ましい。
それに、女子高の制服を着て出る奴もいて、顔は不細工なのに制服だけで輝いて見えましたね。
自分は出場する勇気がありませんでしたが、服だけでもかっさらって持ち帰りたい気分でした。
舞台裏では、女子高生たちが男子のメイクやコーディネートを手伝っているわけです。
何て幸せな奴らなんだ・・・・と思っていました。
今考えると、出場者の中には相当数、女装に興味がある奴がいたのでしょうね。
これをきっかけにその道に入ってしまった奴もいるかもしれません。
それはそれで歓迎すべきことなんですが。
最近は男子校も減って共学化が進んでいるようです。
学生生活が男子ばかりでは確かに面白くありません。
でも、男子校ならではというものが今では懐かしく感じるのです。
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