「笑っていいとも」の前の番組は「笑ってる場合ですよ」っていうんですが、ご存知でしょうか?

B&Bの司会でした。


さて、笑っていいともですが1982年10月に始まりまして、今年の3月に終了しました。

実に32年にわたって放送されていたのですが、この番組に自分の成長を重ね合わせることができます。


昼の番組なので、基本的には見ることはできなかったのですが、夏休みなどは毎日見ていましたね。

あと、日曜日に「笑っていいとも増刊号」をやっていましたから、そこで一週間分を見ることはできました。


この番組、女装を語る上でも欠かせない番組なんです。

女装をメジャーに押し上げる数々のコーナーがあったんです。

自分が女装を知る上でも意義のあるコーナーでした。


①Mr.レディーの輪

テレホンショッキングの「友達の輪」にかけており、出演したMr.レディーが次の友達を紹介していくコーナーでした。

この頃、単なるオカマとしか見られていなかった彼女らを昼の番組に出演させ、どう見ても女性にしか見えない美貌をクローズアップしたのは画期的でした。

オカマってこんなに綺麗なんだと誰もが思ったはずです。

この方々はこれを機に、いろいろな番組に出演し、Mr.レディーとかニューハーフという存在を確固たるものにしました。

単なる「オカマ」じゃなくなったんですね。


②Mr.ビジョアル系

当時流行ってたビジュアル系バンドに引っかけたもので、芸能人の女装写真を出して、誰だか当てるというものでした。

誰だか当てるということは、誰だかわからないくらい変身しているということです。

これはメイク技術と写真技術で、ここまで男性を綺麗にできるのだということを見せたコーナーでした。

これは私たちの女装にも通じるものがあり、最近の女装サロンでは、更なる進歩を遂げたメイク技術と写真技術で、どんな男性でも美しくしてくれます。

こんなに変身しましたということで、変身前と変身後の画像を載せているサロンもありますね。


③彼氏が彼女に着替えたら

これは若いカップルの彼氏が女装して、彼女と対面するというコーナーです。

写真ではなく本人なのですが、毎回端正な顔立ちの男性が出ることもあって、変身後は見事に美しい女性になっていました。

素人男性でもメイクによって、綺麗になれるということを知らしめたコーナーでした。

この人が綺麗になれるのなら、自分もやってみようと思い立った人もいるのではないでしょうか。


このように「笑っていいとも」は終わってしまいましたが、女装史に残る功績があったと思うのです。



ところで、同じ1982年10月に始まった「タモリ倶楽部」はまだ続いています。

空耳アワーのコーナーも長いですね。毎回笑ってしまいます。

電車の回もいいですね。鉄ちゃんにはたまりません。


エリザベスが神田にあった頃、タモリ倶楽部で放送していたのを見たことがあります。

番組のスタッフ数人を女装させて、変身度を見るというものでした。

セーラー服やチャイナドレスに変身していたと思うのですが、メイクシーンで、「セーラー服の人は清楚にナチュラルメイクで」なんて解説していました。

しかし、よく見るとすごい濃いメイクなんですよ。

でも、あれがエリザベス風で、私もその辺が気に入っていたところなんです。





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