和装する方は結構いらっしゃると思いますが、白塗りまでされる方は少数派だと思います。


ブログ村に登録されている方で、エリザベスで白塗り和装をした画像を載せている方がいました。

実にきれいなんですね、これが。

洋装の時とはまだ違った妖艶さがあります。


白塗りのいいところは、元の顔の特徴を全部消してしまえるところです。

実際には消えてはいないんですが、顔も首も胸元も白くすることで、撮影すると男性の特徴が飛んでしまうんですね。

ですから大変身したい方にはお薦めです。


男性が白塗りする場合は、できるだけ濃く塗ることがポイントだと思います。

薄い白塗りでは特徴が消しきれません。

その点では洋装の化粧と同じです。


白塗りしてくれる写真館はずいぶん訪問しましたが、一番気に入っている店は、大阪にある「舞幸:」というところです。

地下鉄御堂筋線の西田辺というところにあり、写真館といっても自宅の一室なのです。

お店の方はもともと日本舞踊の師匠であり、自前で衣装やかつら、小道具を持っていたため、このような仕事を始めたのだそうです。

男性の女形歓迎で、最近は男性客のほうが圧倒的に多いそうです。


日本舞踊の化粧は歌舞伎と同様にかなり濃い化粧です。

眉はつぶして、実際の眉の上に水平に眉を書きます。

目じりを赤く染め、瞼にはアイラインを濃く入れ、つけまつげもします。

口は実際の口よりも小さく書きます。

これで顔のパーツの特徴を書き換えてしまうことができるのです。

また、首から胸元にかけても白く塗ることで、顔の大きさを目立たなくすることができます。

歌舞伎同様、手も白塗りをします。


京都には舞妓変身ができる店が多くありますが、舞妓変身の場合はそれほど濃く塗らないのです。

ですから、男性の特徴が残ってしまいます。


「舞幸」の変身メニューは多数あり、安いものは3万円ほどです。

化粧、着付け、撮影、化粧落としと一連の流れが3、4時間かかることを考えると、良心的な値段です。

ただ、フィルム撮影なので、データで画像を残したい方はデジタルカメラを持ち込む必要があります。


たまには、いつもと違う大変身もいいのではないでしょうか。

ぜひお試しあれ。


↓これは「舞幸」ではありません。



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