新宿にアールズという変身スタジオがあります。

今は新宿御苑前の駅近くにあるんですが、一番最初は四谷にありました。


初めてアールズに行った日のことです。

インターネットで予約をして、あとでメールで場所の詳細を教えてくれることになっていました。


しかし、当日になっても、場所のメールが来ません。

こちらから、まだ場所を教えてもらっていないことを伝えればよかったのですが、たぶんメールが来るだろうと思って、とりあえず四谷まで出かけました。


予約時間30分前、まだメールは来ません。

さすがにまずいと思ったのですが、お店の電話番号がわからなかったのです。

連絡の取りようがありません。


四谷付近をとにかくうろうろしましたが、予約時間が過ぎてしまっています。


そのとき私の携帯へ電話がかかってきました。

アールズのオーナーの麗子さんからでした。


「どうしました?」

「あの、スタジオの場所を教えてもらっていないんですよ。とりあえず四谷にいるんですが。」

「え!それはごめんね。えーと、新宿通りをしばらく行くと、銀行があって、それを右の曲がるとローソンがあって、それを左にまがってしばらくいくと、○○という会社があるので、それを右に曲がって坂道を降りて、何軒目のあたりにサカマチハイツというマンションがあるので、そこなの。わかったかしら?」


こちらは電話の内容を必死にメモしますが、メモしきれません。

「とりあえず、行ってみます。」と言って、急いで歩き始めました。


でも、メモが不正確なので、途中でわからなくなります。

その都度、麗子さんに電話をします。

何度か電話をして、ほぼスタジオの近くまで辿りつきました。


でも、「サカマチハイツ」というマンションがどうしても見つかりません。

そこは閑静な住宅街で、マンションはそんなにたくさんはないのですが、見つからないのです。

また、麗子さんに電話をしました。「どうしても見つかりません!」


そこへ私のすぐ後ろにあるマンションから、スタッフの女性が助けに来てくれました。


私はマンション名をカタカナの「サカマチハイツ」だと思い込んでいて、同名のマンションが見つからなかったのですが、何てことはない、漢字の「坂町ハイツ」だったのです。

一旦思い込んでしまうと、応用が利かなくなるんですね。


結局、だいぶ遅れてしまいましたが、麗子さんは明るく楽しく接してくれました。

それからというもの、新宿に移ってからも、アールズには何度か行きました。


そんな初アールズの話です。


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