現在も「タイトル:未定」と称しておりますがしかし。

決めました。

決めましたがしかし(オイウルセーナシカシシカシトヨ)。

ある曲名とかぶります。

だから悩んでます。

 

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三人目

 

初秋、夕刻――。

その農道はまるで地図の上に定規を使って一直線に引いて作られたかのようであった。

どこまでも続くような錯覚を起こさせるまっすぐな道は土盛りをしたその上に、申し訳程度のアスファルトを乗せてあるだけで、街灯もなければ街路樹もなかった。

道路には所々に穴が開いていて、先日降った雨の水溜りがまだ残っている。お世辞にも整備されたなどと形容できる道路ではない。近所の農家か裏道を知り尽くしている人しか通らない道。

周りの畑はもう既に収穫を終えたのであろう、むき出しの土が時折風によって土ぼこりを上げている。刈り取られた残骸が日に照らされてカサカサに乾ききっている。

秋の夕日が広々とした畑を照らし始めている。

畑が開墾される前からそこに存在するような大木が見えてとれる。しかしそれもほんの僅かだ。

そしてまた、そんな大木に寄り添うかのようにポツンポツンと、掘立小屋のようなシルエットが見える。これは多分、この農地を持つ人が休憩所兼農具置き場として建てられたもので、大部分は建ててから随分と月日が経ってように古めかしく見える。

そんな農道を、学生服を着た男子学生が、荷台にセーラー服の女を乗せて走っている。

遠くに聞こえるほどの大きな声で盛んにしゃべっている。時々女のはしゃぐ様な笑い声がこだまする。

「ねぇ、大丈夫なの?」

「何が?」

「えーだって先生に見つかったら…」

「大丈夫だよ。こっちの道は先生方も通らないから」

野中は荷台に座って自分の腰に手をまわしている坂田に相槌を打った。

乗っている女性は野中の彼女――ではない。

同じ演劇部の部員で、帰宅できない厄介なことが起き、今日は彼女を家まで送り届けることにしたのだった。

厄介なこと――それはいつものバス通りが、以前から今日と明日は道路工事を行うために午後5時過ぎにならないと道路が開通しないことがわかっていた。相当前から学校の校門出てすぐのバス停留所に、その工事告知をする看板が立っていたからだ。

坂田は、本当は午後の5時過ぎに来るバスを待って帰るつもりであったのだが、こんな日に限って――暇つぶしになる――部活が中止になってしまった。

それでも先ほどまでは野中と坂田、それに久保田美和の3人で他愛もない話を部室――といっても世界史の先生が顧問を担当していたので部活動は社会科教室で行われていた――で缶ジュースを飲みお菓子を食い散らかしていただけなのだが。

しかし午後3時半も過ぎた頃に久保田が「やっぱり帰る」と言い出して、“部活”はおしまいになった。

野中は不審に思って久保田に聞く。

「久保田、どうやって帰るの?」

「ちょっと歩けば別系統のバスが走っている通りに出るでしょ」

「結構距離あるぜ、そこまでは」

「でもいいの、ここで“太るエサ”食べているよりはマシよ」

笑いながら「じゃあね、また明日」と言いながら久保田は部室を後にした。

残った野中と坂田。少し気まずい空気になる。

野中が「じゃ、オレも帰ろうかな」というと。

坂田が机の前に両腕を広げながら身を乗り出して野中の方を向く。

「ねえ、野中くん。チャリンコでしょ?」

「そうだけど」

「…送ってくれないかなぁとか思ってるんだけど…ダメ?」

坂田はちょっと甘えたような声になり上目遣いで野中に尋ねる。

流行の髪型。セミロングの髪の先端はウエーブがかかっていて、ちょっと染めている。紫色がよく似合うかどうかはわからないが、彼女はとてもキュートだ。

胸はそんなに大きくなく、その小粒なふくらみの真ん中にはセーラー服のスカーフが小さくリボン状に結ばれている。

野中はそんな彼女の小さな胸の上に置かれているスカーフを眺めながら少し考えたふりをして、それでも答えを出さない。

「ねぇ、いいでしょ。一人で5時過ぎまで学校にいるのはちょっと嫌だし」

両手を揉みしだくようにしながら野中の顔を上目遣いで見ながらさらに甘え声の坂田。

野中は心中『ああ、その通りだ』と思いつつもそれをおくびにも出さず。

「仕方ないなぁ。ちょっと遠回りになるけどいいか?先生に見つかるとやばいから表通りのルートは通らない」

「ホント!ありがと!じゃ、カバン持ってくるね」

まだまだ太陽がやかましい時間だが、それもすぐに終わる。

野中は坂田の膝上まで裾を上げたスカートを目で追いながら「ふふん」とうなずいた。

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エロ、入り始めました。

ここからは確実にR18になるでしょう。

私の文章に「殺戮」はありません。ホンワカしたスケベさを醸し出すことに情熱を注ぎます(イヤソンナコタイイッテ

小説の世界って、何でもありですからね。

気に入らなければバタバタ殺しまくったって誰も文句は言いませんし。

ある一人の男が気の向くまま女とセックスしたって「ああ、創作物だからな」で終わり。

いやー楽な世界ですなww