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今日5月8日は古参のティフォシには忘れられない日、ジル・ヴィルヌーヴが事故死した日です。
彼の事故死に関しては彼のアグレッシブ過ぎるドライビングスタイル故に評論家から因果応報とも言われることもありますし、その走りが祟りよくマシンも壊したことも批判されました。
が、滅多なことでドライバーを賛美しないことで知られるフェラーリ総帥エンツォをして彼をこう評しています。
「彼は破壊の統轄者だったが、どんなドライバーの酷使にも耐えられるマシンを造るためには、それらのパーツをどれほど改良しなければならないかを教えてくれた」
エンツォはそんな彼を「破壊の王子」と呼びながらも、ディーノに与えたと同じ愛を彼に注いだそうです。
自分にとってセナはアイドル、ジルはカリスマってイメージです。
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そして、私はこの人をプロフェッショナルというイメージを持っています。
本日のミニカーはミニチャンプスのフェラーリF300タワーウィングです。
ドライバーはミハイル・シューマッハ。
私のブログでは珍しいミニチャンプスのフェラーリです。
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このタワーウィング仕様ですが一番最初に投入したチームは、ティレル。
タワーウィングがこぞって使われるようになった98年より以前の97年、確かブラジルGPだったでしょうか。
この時はスターウォーズのそれに形が似ていることからXウィングという呼称で呼ばれていました。
Xウィングを搭載したティレル025はこれとはちょっと違いモノコックからステーが延びるような形状でしたね。
フロントウィングにも補助ウィングが付いて、これ以上に異形マシンだと思います。
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1998年、この不細工な形状のマシン各チームに出てきます。
そしてフェラーリにとってはこの年はシューマッハが移籍時に掲げた「3年以内のタイトル奪取」という公約期限の年。
どうしても速さの足りないフェラーリもなりふり構っていられなくなり遂にサン・マリノGPにてタワーウィングを付けて戦います。
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今年のフロントウィングに化粧板付けることを認めたのを見てもわかる通りF1主催者としてはマシンが不細工になると人気が落ちるという考え、この時にも持ってました。
FIA的には「フェラーリよお前もか、これはあかん」って思ったんでしょう。
サン・マリノGP中に、確かザウバーのアレジがピットにてこのタワーウィングに給油ホースを引っかける事故が発生。
これをチャンスとばかりにFIAは「危ないからこれ次から使ったら駄目ね~」ってしましたよね。
結局フェラーリがこのタワーウィングを使ったのはそのサン・マリノが最初で最後。
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ミニカーですがマテルと比較してみると出来では良いかもしれませんが塗装の劣化ってことだとマテルのほうが劣化しないのかなあと正直感じました。
個体差かもしれませんが、この頃のPMAのF1のフロントタイヤってまるでステアが切れるかと思うくらいグラグラなのが私のコレクションでは多いです。(特にフェラーリ)
 
モデル MINICHAMPS(PMA) FERRARI F300 TowerWing Michael Schumacher 510 984333