広告運用ツールとは、Google広告などの様々な媒体のWeb広告を、一元管理することのできるツールを指します。

分析に活用できるデータ収集や入札等も自動で行えたりするため、手作業に比べると格段に効率的な運用が可能となります。

そこで、広告運用ツールに搭載されている機能をより詳しく見ていきましょう。

データ統合
データ統合機能とは、Web広告に関するデータを一元管理する機能を指します。

広告の効果を高めるためには、ただ配信するだけでなく、クリック数やインプレッション数、そしてコンバージョンに至った割合等の推移を分析して、よりユーザーに訴求できるクリエイティブを模索する必要があります。

一元管理機能を活用することで、担当者1人でも膨大な広告効果データを収集、分析できるため、運用効率を高めることが可能です。

レポーティング
広告運用ツールには、収集データをレポーティングする機能も備わっており、手間のかかる入力作業や緻密な計算を行う必要もなく、ワンタッチでの自動作成が可能です。

また、表面上の数値だけでなく、そこから導きだされる効果、あるいは成果に関しても正確に資料として出力できることから、社内ミーティングやプレゼンにおいても有用性の高い機能といえるでしょう。

広告レポートツールについてはこちらでも解説しています。
参考:広告レポートの効率化ツール8選!選び方と注意点もご紹介

進捗管理
予算利用の進捗状況を管理する機能もあります。

広告配信は様々な媒体に出稿するケースが多く、個々の掲載内容や配信のタイミング等を綿密に管理する必要がありますが、担当者1人だけで行うのは負担の大きい作業です。1人ですべてを管理しようとすると、関係各位への現状報告が漏れたり正確性を欠いてしまうでしょう。

一方、広告運用ツールには配信や媒体数、予算消化の進捗管理機能も搭載されているため、どれだけ手掛ける広告が増えたとしても、簡単に全体を把握することが可能です。

入札
管理画面やエディタ上で行う入札を、広告運用ツール経由で行うこともできます。

指定した入札価格に変更したり、ツール独自のアルゴリズムで自動入札してくれるツールもあります。

また、ツールによってはキャンペーンごとの予算配分ができたり、媒体をまたいだ統合的な予算管理ができるツールも存在します。

自動入札については、こちらをご覧ください。
参考:​​Web広告の自動入札とは?設定方法から活用のコツまで徹底解説

入稿
入稿作業を完璧に代替してくれるツールはまだ存在していません。

現在の広告運用ツールは入稿作業に関しても少しずつ自動化が進んでいる一方、基本的にキーワードや広告文の登録に関しては人の手で行わなければならないことが多く、ツールで実施できるのはグルーピングや広告媒体にマッチする規格への加工までというものが多いです。

とはいえ、入稿作業の一部分を代替することができるのは、広告運用者にとっては嬉しい機能です。

 

※次回は、「告運用ツール7選」ついてご紹介していきます。
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