続いてマーケティングとブランドマーケティングの「ビジネス成果」の違いです。
⑦ビジネス成果の違い
1.マーケティング:
「短期的な売上を上げるために、衝動買いを誘発しよう。」
2.ブランディング:
「あらゆるリソースを統合して、感情移入による長期的な指名買いを創り出そう。」
ビジネスである以上、短期的な成果最大化は重要だ。しかし短期的な成果ばかりに目を向けるあまり、長期的な成果を犠牲にしていないでしょうか?
あまりに短期的な成果ばかりに目が向くと、マーケティングはその場しのぎの自転車操業状態となります。いわば「カンフル剤を打たないと、売り上げが上がらない」という状態です。
一方でブランディングとは、長期的に知名度を高め、より多くの人から、より強い感情移入を形創ることです。そしてその目的は、あなたのブランドに対する「指名買い」を増やしていくことです。
そして指名買いが増えていくと「これまでは多大な広告宣伝費を使わないと買ってもらえなかった」状態から「例え広告宣伝をしていなくても、指名で買っていただけている状態」となります。そのため「毎回、カンフル剤が必要」という状態から脱却し、安定的な売り上げと利益が得られるようになります。
市場が成熟化するなか、今後ますます市場競争は激しくなっていきます。
ことブランドマーケティングにおいては「感情移入と長期的な指名買い」を目指すことで「新商品乱発競争」や「短期的なプロモーション競争」に左右されないロングセラーブランドを生み出すことが可能です。
それ以外にも、ブランドマーケティングはあなたに対して様々なメリットをもたらします。
もし詳しく知りたい方は、次回の解説を参照して欲しいと思います。様々なビジネスメリットが理解できるはずです。
次回は、「ブランドマーケティングの知識を身に付ける:おすすめブランドマーケティング本6冊
」についてお話させて頂きます。
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