続いてマーケティングとブランドマーケティングの「生活者との接点」の違いです。


⑤生活者との接点の違い

1.マーケティング:
「できるだけ商品を露出させ、多くの生活者にリーチしよう」


2.ブランディング:
「広告だけでなく、店頭/販売スタッフ/アフターサービスなどあらゆる顧客接点で、そのブランドらしいポジティブな感情移入を創り出そう」

 

「露出」は非常に重要なことだが、単なる露出だけでは、先に言及した「情報爆発」のノイズにかき消されてしまいます。いわば「砂漠に水まく」状態です。単に多くの生活者にリーチするだけでは、もはや記憶に留めてもらえない時代です。

 

そのような背景の中、近年CX(カスタマーエキスペリエス)やカスタマージャーニーが注目を集めている。生活者が見込み客となり、購入、リピート、ファン化に至るまでの流れに着目し、その流れ上にある数々の接点を通してブランドへの感情移入を形創る取り組みです。

 

情報過多の状況の中でブランドマーケティングを成果に導くためには、単なる「露出」で終わらない、重層的に感情移入を創る取り組みが必要となります。

 

次回は、「マーケティングとブランドマーケティングの違い⑥:「目指すゴール」についてお話させて頂きます。
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