2024年(令和六年)元旦から一月と十日が経ちました。

 

あの朝、玄関の戸を開けて外を見上げた時、いつもと違う、なぜか世界が変わったような気がいたしました。

 

その数時間後、我家から遠く離れた能登半島で大地震が起きていました…

 

刻一刻と、地下も地上も、海も山も、空も空気も、樹や草や花も、鳥や虫も動物も、世のものは常に変化しており、私たち人間も日々変わっているということを、ここ一月の間、外の風景を眺めながら、自分と向き合いながら、しみじみと感じています。

 

 

 

 

先日2月6日に世界的マエストロ小澤征爾さんがご逝去されました。

 

2011年、3月に東北大震災が起きた直後の6月、ご闘病からご復活された小澤征爾さんと斎藤記念オーケストラの新たなCD「復活のセレナーデ」が世に出ました。

聴いた途端、全身が震えるような感動に胸打たれ、涙した記憶がございます。

クラシックが苦手でも、この音楽を聴いて、勇気をいただいた方は多くいらしたことと思います。

 

 

 

 

人は老いていくばかりではなく、年齢も関係なく、動くことで筋肉や神経は回復し、身体機能を戻すことが可能です。*

 

老いてもなお、本人の意志と行動次第で、自分らしく尊厳をもって生きることはできるのです。

 

小澤征爾さんは、音楽にご自身の精魂を捧げる人生をみごとに完うされた方ではないでしょうか。

 

小澤征爾さんの音楽は永遠に、私たちに生きる勇気と喜びをもたらしてくださいます。

 

 

どうか安らかにおやすみいただきたく存じます。


 

 

*2010年のライブ動画はアップできず、こちらは1992年松本文化会館でのライブ

 

 

夫婦で一度は松本で生のご演奏を拝聴したいと思っておりましたが、願い叶わずでした。

 

春節の夜、夫とともに小澤征爾さんの動画を見まくり聴きまくりました。

 

涙が溢れてしまいますが、小澤征爾さん、ほんとうにありがとうございました 音符

 

 

 

 

 

注* 米国では30年以上も前から老年学研究にて検証されている(それについて読み直そうと思っているところ)実親のリハビリ結果をみてもそれは確かであったが継続する意欲が必要かもしれない。