暑いまま、十月になってしまったような陽気です。

今年も残り3ヶ月…

目を覚まして、前に進んで参りましょう。

 

 

さて、先日 9月28日(木) 夜、NHK総合「NHK MUSIC SPECIAL『サザンオールスターズ特別番組~45年経っても“馬鹿でごめんよ”』」が放送され、今、ちまたで話題になっています。

 

なかでも、坂本龍一さんの遺志を受け継ぐ形で創られた新曲「Relay~杜の詩」の演奏と桑田さん自身が語る明治神宮外苑への思いが見た人たちの共感を呼んだようです。

また、NHKで初めて生演奏で全国に流れたことに、サザンフアン、坂本龍一ファン、そして、神宮外苑再開発を憂う国民の皆さんから、たくさんの感謝と喜びの声が上がっているようです。

 

私もそのひとりとして、今日は書いています。

 

今から45年前、サザンオールスターズがデビューした1978年、中野サンプラザのヤマハEastWestの会場で、当時高校生だった私は、初めてサザンの演奏を生で聴き、彼らの実力に圧倒されていました。*サザンは前年度の勝者としてゲスト出演

 

今日、あの頃のピュアな自分に戻ったような気がいたします。

 

その後のサザンのご活躍は皆様ご存知のとおりですが、ビッグアーティストになられても、ピュアな心を失わずに、私たちの気持ちに寄り添ってくれていたのですね。

 

サザンの皆さんありがとうハートのバルーン

 


音符「Reley〜杜の詩」ミュージックビデオに映る桑田さんの背中が頼もしく見えますね。

歌詞は素晴らしく、心に優しく響きます。

 

 

 

日本の芸能人という立場から、社会問題について思いを発することは難しいことと察しますが、その思いを詩とメロディに乗せて人々に伝えるサザンの才能と勇気に感動いたします。

 

「ますますカッコイイおじさん」「ますますステキなハラボー」になったサザンオールスターズは、私たち世代にも勇気と励みを分け与えてくれました(感謝)。

 

坂本龍一さんからのバトンが、このような愛ある形で繋がるとは想像していませんでしたので、ほんとうに感謝ですハート

 

 

 

 

美しい銀杏並木の紅葉もみじ


 

坂本龍一さんの言葉と行動に共感された方は多くいらっしゃると思います。

 

女優の小泉今日子さんもそのおひとりです。

今年の五月、朝日新聞のインタビューに応える小泉今日子さんが素敵でした。

SNSに意見を上げて「左」と批判されることについても、自然体でお話しされており、今の若い人たちへのメッセージを込めて、優しく語っておられます。

 

 

下差しその記事の一部を抜粋いたします(下線は私が首を縦に振って頷いた部分)。

 

「芸能人が政治的発言をして」みたいな批判をよくされるんですけど、政治的な発言かな?

って思うんですよね。国民的な発言なのではないか、と。私自身は、(思想が)右か左かとか、そう

いう意識って全然ないんですよね。通に生きていればこう感じるでしょっていうふうに思うんです

けど、でもそう思わない人もいっぱいいるってことが知れてよかったです。ふふ。

〈検察庁法改正案をはじめ、SNSでのムーブメントが世論となって政治を動かすケースも出始めた〉

一人ひとりが投じた一石は小さな石ころでも、大勢で投げると山は少し動くんだな、と感じました。

選挙の投票もそうですけど、私たちがどこに意思を投じるかで国や自治体のリーダーは変わるし、

リーダーが変われば街は変わる。

最近、特に印象的だったのが音楽家の坂本龍一さん。亡くなる直前に、明治神宮外苑地区(東京都)

の再開発の見直しを求める手紙を都知事に送っていました。その遺志を継いだ集会が先日、神宮外苑

前で開かれて多くの人が集まりました。 今もSNSで関心が広がっています。坂本さんは生前、こんな

言葉も残しています。「声を上げる。上げ続ける。あきらめないで、がっかりしないで、根気よく。

社会を変えるには結局、それしかないのだと思います」本当にそう。勇気を出して諦めないで、行動

しようねって私も言いたいです。

(聞き手・小野大輔)この記事全文は有料版で読めます(今なら月額百円)

 

 

猫小泉今日子さんがおっしゃる『国民的な発言』に、私も共感いたします。

『(思想が)右か左かとか、そういう意識って全然ないんですよね。普通に生きていればこう感じるでしょ…』

 

この “国民が普通に感じる思い“が、今、なぜか無視されているような気がいたします。

 

私自身も、思想的に右も左も中道も意識したことは全くありません。

日々の中で、自分や他人を右とか左とかに分けて考えたこともないです。

最近は、半世紀以上も生きてきて、長く税金も払ってきているので、一人の国民として普通に感じる思いを、ネットでもいいから、自分らしく表現した方がよいのかなと思いはじめています。

 

 

 

サザンの桑田さんと同じく、私もこの外苑の杜(森)が好きです。

 

東京都の公園・緑地のみどり率は、たったの4%ほどだそうです。

再開発が進めば、ますます減っていくことになります。

 

今の子供たち、未来の子供たちのためにも、先人たちの遺志と夢を未来に繋ぎ、外苑の森(杜)を今後も守っていただきたいと心から願います。

 

(ご参考までに)

既に昨年から、世界中のメディア、環境・都市計画・建築のご専門家の方々が、この外苑再開発に疑問を投げかけており、つい最近ではユネスコの諮問機関イコモス本部(@フランス)が、ヘリテージ・アラートという警告を発出し、世界に向けて懸念を表明しています。このヘリテージ・アラートは、全世界に向けて発信されたものなので、要点が判りやすくまとめられています。(*ヘリテージ・アラートの全文および外苑再開発の問題点を指摘する文書は閲覧可能です(和訳あり) ICOMOS よりダウンロードご興味ある方は是非ご覧ください。

 

 

サザンの桑田さんがおっしゃるように “穏やかなコミュニケーション“ が図られて、良い方向に風向きが変わればよいのですが、そのためにも、土地所有者と事業者は、科学的根拠をもって、丁寧に分かりやすく、十分なご説明をしていただき、その上で十分な議論を重ねる必要があると思います。

最終的には、都民・国民の皆様が納得し、樹木が1本も傷つくことなく守られ、青空が見え、皆が穏やかな気持ちになれる公園計画にしていただきたいと願っています。

 

 

 

今回アップした銀杏並木の写真は、昨年の秋11月上旬に神宮外苑を夫と散策した際のもの。

紅葉シーズンだったので、並木もカフェも国内外の観光客で大変混んでいました。

それだけ外苑&銀杏並木は人気があり、親しまれている憩いの森であるということですね。

 


銀杏さん、大丈夫、みんなで  あなたたちを  守るからね  UMAくん

明治神宮の神様が きっと 助けてくれるわよ  ヘビ

了解よ 日本の皆様を 信じてますわ イチョウ

 

 

それでは皆さん、秋冷えにお気をつけてお過ごしください。

 

 

 

 

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余談:

ずいぶん昔の話になりますが、当時超人気アイドルだったキョンキョンこと小泉今日子さんと代官山の道端で遭遇したことがありまです。一緒にいた同僚が図々しくも彼女に話しかけたのですが、スッピンだったキョンキョンは嫌な顔ひとつせず、目を真っ直ぐに見て、まるで旧知の友のように応対してくれたことを覚えています。今思えば、彼女の「聞く力」はほんもので、今の彼女の洞察力と行動力に繋がっているものと思います。歳を重ねるごとに、女優として、人としても魅力を増していますね。