大分唐揚げのうんちく | バンドで青春中!

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今日(正確には昨日)は午前中まで仕事で、午後は組合関係の会議があり、夕方は今度の音楽部のイベント会場に使うライブハウスの下見に行くという、ちょっとハードな日でした。

 

で、組合関係の会議は住吉であり、着いたのが丁度お昼過ぎだったので昼食を食べようと思ったら、『からあげのジョー』という、唐揚げ専門店があったので入ってみました。

 

どうやら九州(大分)のから揚げをイメージした唐揚げのようです。

 

定番のニンニク醤油味の唐揚げ定食が790円ですが、私は「骨なし」を選んだので890円でした。

 

 

いや、美味しかったです♪

味が薄味なところが私好みです。

東京の方にはちょっと味が薄く感じるかもしれませんが、その時はテーブルにある、「カボス・ポン酢」を付けて食べると良いでしょう。

 

私も試しに付けてみましたが、私達が大分で食べるときの「カボス醤油」とはかなり違う味ですが、カボスの風味が少しするだけでも、妙に嬉しくなりました。

 

鶏肉は、もも肉と胸肉が半々ぐらいで、私はいずれも問題ありませんが、胸肉が苦手な方はちょっと気になるかも。

 

大分と言えば、最近は唐揚げのメッカのように言われていますが、本来は鶏の天ぷら、『とり天』が郷土料理なんです。

とり天はカボスの酢醤油に付けて食べるのが基本ですが、既製品の「カボス醤油」は防腐剤なども入ってるせいか、醤油にカボスを絞って作ったカボス醤油とは味がかなり違います。

 

で、最近はまたちょっと違いますが、私等が子供の時は、ももを骨が付いたまま一本丸ごと揚げたのを「唐揚げ」と呼び、ケンタッキーフライドチキンのような骨付きは「ぶつ切り」と呼んでました。

とり天には骨は付きません。

 

なので、うちの母親世代の人は、最近の骨なし唐揚げととり天を混同してて、骨なし唐揚げのことも「とり天」と呼んでました。

 

最近は大分でも中津(福沢諭吉の出身地)の『もり山』というお店の唐揚げが人気らしく、ファミリーマートでもそこがプロディースした(?)唐揚げを売ってますが、あれはニンニクを多くして味を誤魔化してる感じがして、個人的には好みではありません。

別府の駅前通りにも『もり山』の別府店がありますが、あまり繁盛してるようには見えません。

 

その点、今回行った『からあげのジョー』さんの唐揚げは揚げたての薄味で勝負してるところに好感が持てます。

ニンニク醤油味と言っても、あまりニンニク臭くなくあっさりしてます。

 

ちなみに、別府で一番美味しい唐揚げ・・・私は個人的に世界一美味しい唐揚げだと思っていますが、それは「上田精肉店」の唐揚げです。

とにかく味付けは塩だけ(?)な感じなのですが、独特の風味と香ばしさがあって、地元でも大人気です。

 

上田精肉店の唐揚げです。写真の取り方がヘタであまり美味しそうに見えませんが・・・

 

また、竹田(滝廉太郎ゆかりの地)に、丸福食堂という唐揚げの有名店があり、そこの唐揚げも上田精肉店と甲乙付け難いほど美味しく、そちらが好みの方も多くいらっしゃいます。

残念な事に、そこのご飯がイマイチというか・・・(略)

 

では、丸福食堂の唐揚げと上田精肉店の唐揚げの違いといえば、、、

丸福食堂の唐揚げの方が鶏肉の大きさと、柔らかい肉質については一歩いや、それ以上リードしてると思います。

これは、私のみならず、多くの方がそう感じると思いますが、味付けの点で私個人は上田精肉店の唐揚げの方が好みなんです。

つまり、素材か味付けか、そこが両者を選ぶポイントだと思います。

 

さて今回お邪魔した『からあげのジョー』さんの唐揚げですが、上記の二つのお店に比べると、正直申し上げてちょっと劣ります。(私個人の感想)

 

なので、あまり過度な期待をして行くとちょっとガッカリするかもしれませんが、それでも、東京で、このお値段で揚げたての美味しい唐揚げ定食が食べられるのですから、私的には大満足です。

 

今月、もう一度住吉に行く予定なので、その時は『塩コショウ味』の唐揚げ定食を食べてみようと思います。