6月末に下田を訪れたときの記事、続きです。


Cafe Den( →   )でお茶を飲み、

下田公園で紫陽花を見たあと( →   )、

下田の街を散歩しました。


あまり時間がなくて、駅へ向いながら…

といった感じでしたが、

ゆったり時間の流れる、レトロな雰囲気を満喫。


少しだけですが、私の好きな場所をご紹介しますね。




了仙寺と下田公園を結ぶ、風情ある石畳の小道・

ペリーロード


黒船で来航したペリー提督が、了仙寺で日米下田条約を

結ぶために、この道を行進したのだとか。

川沿いに約500m、なまこ壁や伊豆石造りの

古い家並みが見られます。


昔、この辺りは花街だったそう。


東京さんぽ日和
東京さんぽ日和
東京さんぽ日和

ペリーロードや了仙寺でも紫陽花が美しく咲いていました。


ペリーロードを歩くとき、必ず立ち寄るのは、


東京さんぽ日和

          骨董・喫茶 風待




明治42年に建てられたこの建物は、昔遊郭だったとか。

凝った窓飾りがすてきです。

画像では見えにくいですが、「時代売ります」の看板が。



高価な骨董品には手が出ませんが、

印判のお皿や蕎麦猪口などを、こちらで時々購入しています。

東京さんぽ日和

このほか、ペリーロード沿いには、

安政元年に建てられた、なまこ壁造りの回船問屋の

建物を改装したソウルバー・土佐屋

約130年前の石造りの建物を利用した

パスタと雑貨の店PAGE One

大正3年築、大正ロマンを感じさせるモダンな造りの

ギャラリー&カフェ草画房など、

古い建物を活かした、ちょっとお洒落なお店が

建ち並んでいます。



ペリーロード沿いだけでなく、

下田の街には、なまこ壁の古民家など、

古い建物が点在していて、レトロな雰囲気。



なまこ壁とは、江戸時代から伝わる壁塗り様式のひとつ。


壁面に四角い平瓦を並べて貼り、その継ぎ目(目地)に

漆喰をかまぼこ型に盛り上げて塗るのが特徴です。



東京さんぽ日和


目地がなまこのように見えることから、この名前がついたのだとか。

防火・防湿、保温等の効果があるのだそう。



東京さんぽ日和


       すてーき・こーひー 平野屋


江戸時代中期、下田最古のなまこ壁の建物。


下田開港により、外国船内で不足している物資を

奉行所管理のもとに売買していた欠乏所(貿易所)の

跡地なのだとか。


現在は、洋食のお店として利用されています。



一般に公開されているなまこ壁造りの民家を

のぞいてみました。



東京さんぽ日和

             旧澤村邸


市民より下田市に寄贈された民家で、

下田市の歴史的建造物に指定されています。

昨年(2009年)5月より、一般に公開されたのだそう。

東京さんぽ日和
東京さんぽ日和


東京さんぽ日和

昔の家は天井が低いけれど、ゆったりとした雰囲気。


蒸し暑い日だったのですが、

2階に上がると、すぅーっといい風が。

風が通り抜けるような造りになっているのですね。



東京さんぽ日和


    2階からの眺め。植栽の緑がきれい。



総領事ハリスに仕え、のちに非業の死を遂げた

唐人お吉が晩年営んでいた小料理屋「安直楼」も

なまこ壁造りの建物。

拝観料を払えば見学できます。



今回は時間がなく立ち寄ることはできなかったのですが、

築150年以上のなまこ壁の建物を利用した、

老舗喫茶店邪宗門も好きな場所のひとつ。


建物のなかはこんなふう。

(2010年2月の画像です)


東京さんぽ日和
東京さんぽ日和


ウィンナコーヒーと、

熱いパンにアイスクリームをつけて食べるハニーバターサンドが

人気メニューだそう。



下田は昭和の香りが漂う街。


掘り出し物が出てきそうな瀬戸物屋さん、

三島由紀夫が愛したというマドレーヌを売る洋菓子店、

鰹節の専門店、「昭和湯」という名の銭湯…


東京さんぽ日和
東京さんぽ日和
東京さんぽ日和




東京さんぽ日和


   散歩の途中で出会った猫ちゃん。



今度は泊りがけで、ゆっくり散歩したいです。




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