6月末に下田に行ったときの記事、続きです。
このとき、下田にいたのは午後の数時間。
下田駅に着いて、あじさい祭り( → ★ )の行われていた
下田公園に向かう途中に、立ち寄ったのが、こちら。
下田に来ると必ず訪れるカフェです。
Cafe Den (カフェ デン)
南仏風、というのかな。イエローとブルーのかわいらしい建物。
建物の中は、こんな雰囲気。
↑の画像は2009年の3月に撮影したものです。
今回は、この画像の奥のほうにあるテーブルに座りました。
今回座った席から撮った画像は、こちら。
ブルーグレーの濃淡の中に、
レモンイエローが効いています。
カウンターの上・中も、
イエローの使い方がおしゃれでしょう?
お手洗いの中の洗面台。
こんな雰囲気、私好きなのです。
手を拭くために、布タオルが置いてあります。
ペーパータオルだと味気ないし、
何度も使えるところも良いですね。
タオルのレモンイエローがアクセントにも。
下田といえば、古い建物が残る、レトロな雰囲気の街。
古民家を改装したレストランや喫茶店などもあり、
そういったところにも好きなお店はあるのですが。
私はこのカフェが一番好き。
ここのお茶、ほんとうにおいしいのです。
今回いただいたのは、カフェオレ。
いままでに、ブレンド、ウィンナコーヒー、
ロイヤルミクティもいただいたことがありますが、
すべて香り高く、丁寧に淹れられていて。
ひと口含むと、「あ、おいしい」。
ハッと目が覚めるような、幸せな瞬間です。
今回はお茶だけいただきましたが、
お腹に余裕があるときは、キッシュかケーキをいただきます。
これは2009年3月にいただいた
サーモンとポテトのキッシュ。
キッシュもケーキも自家製。
材料を吟味して、手間を惜しまずに作られているような印象。
日替わりなので、いろいろな味に出合えます。
お昼時に立ち寄ることがなかなかないので、
まだ食べたことがないのですが、
メニューには、自家製パンを使ったサンドウィッチも。
こちらで使われている食器は ittala。
北欧好きにはそれもうれしい。
店主ご夫妻とお話ししたことがあります。
下田のおいしいお店のことなど、気さくに教えてくださいました。
物腰のやわらかな上品な奥様が、丁寧に淹れてくださる
お茶を飲みながら、店内においてある雑誌をパラパラと。
ゆったり流れる時間も味わいたくて、ここに足が向かうのかも。
このカフェは以前、何代も続いた旅館の建物を改装した、
「茶房 田」だったそう。
味のあるすてきな建物だったようですが、
残念なことに、2005年の1月、火事で全焼。
その翌年に、いまの建物でまた新たにスタートしたのだとか。
「どうせならまったく違うものを作ろうと思って」
悲しい出来事も前向きに、チャンスとして生かしていく、
そんな姿勢もまた、すてきだなと思いました。
カフェの入口には、「茶房 田」の看板がいまも、ひっそりと。